
仕事でも、仕事じゃなくても
よしながふみ、山本文子
累計読者数4
平均ハイライト数 8件/人
推定読了時間 約7時間12分
star総合評価 50/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 46%
この本について
仕事をしていると、「自分の気持ちをどう扱えばいいのか」とか「人間関係の見え方って本当にこれで合ってるのか」とか、はっきり言語化できないまま積み残している感覚があると思うんです。私もよくそこで足が止まるのですが、この本を読んでいると、作者がキャラクターを“裁かずに眺める”姿勢に触れて、少しだけ肩の力が抜けました。 印象的だったのは、登場人物を好き嫌いで扱わず、関係性の中でしか見ないという視点です。相手の行動をジャッジせず、まず「そういう因果があるんだな」と一歩引いて見るだけで、職場でも家庭でも変に感情が暴れにくくなるんですよね。また、救いが必ずしも原因の場所から来るわけじゃないという話もあって、これが妙に現実的で、生きていて起こる報われなさへの折り合いのつけ方に近いものを感じました。 さらに、物語を作る過程で起きる“想定外の展開”の話が出てくるのですが、それがそのまま人間関係にも当てはまる気がして、コントロールできないものを変に管理しようとしなくていいのかもしれない、と少し気が楽になりました。 自分の感情や他人の行動に「正解の形」を求めすぎてしまう人に、とくに刺さる本だと思います。自然と視点が増えて、人との距離の取り方がゆるむような一冊でした。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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出版社による紹介
全編語り下ろし、 漫画家よしながふみ初のインタビュー本 20時間超のインタビューを通して語られる、『大奥』『何食べ』へと至る幼少期からの歩みと一貫した仕事への思い、日々の生活での気づき、家族という集団に向けるまなざし、これからの展望、そして愛してやまない漫画について...... 2020年末に完結した『大奥』が第42回日本SF大賞に輝くなど内外で高く評価され、現在連載中の『きのう何食べた?』がドラマ化、映画化され新たなファンを獲得している漫画家よしながふみ。全編語り下ろしとなる本書は、そんな彼女が、自身の歩みや自作の制作背景、愛してやまない漫画について語った初のインタビュー本です。 20時間超におよぶインタビューがまとめられており、『大奥』や『きのう何食べた?』はもちろん、商業デビュー作の『月とサンダル』、初めてBL誌以外で連載された『こどもの体温』、「月9」ドラマの原作となった『西洋骨董洋菓子店』、さまざまな女性たちを描いた『愛すべき娘たち』など単行本化された全作品について、よしながが自身の仕事観を交えながら語っています。自作や仕事のことだけではなく、幼少期の思い出、小学時代や中学時代に影響を受けた漫画、高校で所属していた漫研でのエピソード、大学時代に行っていた同人活動のことなど、プロデビュー前の話もたっぷりと収録。また『大奥』が完結したあとの、これからの展望も述べられています。 インタビューはBLに造詣が深く、これまでに何度もよしながへの取材を行っている山本文子が担当。山本の質問によって、よしながふみの思考や姿勢に深く触れられる内容になっています。また、装画はよしながの描き下ろしです。
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