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現代アートとは何か

現代アートとは何か

小崎哲哉

河出書房新社 / 2018-03-27

累計読者数7
平均ハイライト数 32.1件/人
推定読了時間 約9時間10分
star総合評価 65/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 26%

この本について

現代アートを前にすると、「結局これは何を見ればいいんだろう」と迷うことが多くないでしょうか。見た瞬間の衝撃だけで判断すると落ち着かないし、かといって理論を詰め込んでも距離が生まれる。自分も長いあいだ、その行き場のないモヤモヤに悩んでいました。 小崎さんの『現代アートとは何か』は、その迷いを「無理に答えを出さなくていいけれど、どう見れば前より自由になれるか」という方向にそっと寄せてくれます。たとえば、アートが哲学や文化人類学と絡み合って動いてきた流れを追うと、作品を“説明”しようとする視点から少し抜け出せます。さらに、アートワールドそのものが巨大なシステムで、作家もキュレーターも鑑賞者もその中の共犯者である、という視点に触れると、「個々の作品 vs 自分」という硬い構図がほぐれていく感覚があります。そして現場主義のキュレーターたちの姿を知ると、作品を前にしたときにもう少し素直に立てるようになるというか、理論と体験のあいだにある揺れを許せるようになるのが大きいです。 アートを“正しく理解したい”というより、“自分の見方を更新したい”人に刺さる一冊だと思います。自分も、この本を読んでから作品の前に立つ時間の質が少し変わりました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

現代アートを司るのは、いったい誰なのか? 世界的企業のトップや王族などのスーパーコレクター、暗躍するギャラリスト、資本主義と微妙な距離を保つキュレーター、存在感を失いつつも反撃を試みる理論家、そして新たな世界秩序に挑むアーティストたち……。日本からはなかなか見えてこない、グローバル社会における現代アートの常識(ルール)=本当の姿(リアル)を描きつつ、なぜアートがこのような表現に至ったのか、そしてこれからのアートがどのように変貌してゆくのかを、本書は問う。 さらに、これら現代アートの「動機」をチャート化した「現代アート採点法」によって、「難解」と思われがちなアート作品が目からウロコにわかりはじめるだろう。 アートジャーナリズムの第一人者による、まったく新しい現代アート入門。
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