
GRATITUDE (グラティチュード) 毎日を好転させる感謝の習慣
スコット・アラン and 弓場隆
Oxford University Press / 2004-02-26
この本について
最近、なんとなく気持ちが沈みがちで、つい「足りないもの」ばかり数えてしまうことってありませんか。仕事でもプライベートでも、頑張っているのに報われている実感が薄いと、どうしても視界がネガティブ寄りになりますよね。僕もよくそのループに入ってしまうタイプで、抜け出すきっかけがほしいと思っていました。 この本でおもしろかったのは、感情論ではなく「意識の向け方」をていねいに扱っているところです。たとえば、朝いちばんに仕事の中の良い面を三つ思い出すだけで、脳の働きが変わるという話。無理に元気を出すというより、視点を少しずらすだけでセロトニンが出て、落ち着きが戻ってくる感覚は、実際にやってみるとわりとリアルでした。また、嫌な出来事があったときに「なぜ失敗したのか?」ではなく「次はどうすればうまくいくか?」と問い直すだけで、脳が探し始める答えが変わるという指摘も、日常にそのまま使えます。 さらに個人的に効いたのは、「不平を繰り返すと、その姿勢が定着してしまう」という部分。自分の口ぐせが気分だけでなく性格まで形作ってしまう、というのは身に覚えがありすぎて、読んだあと少し反省しました。だからこそ、ほんの短い時間でも“感謝の方向に意識を寄せる”ことが、気持ちの立て直しにつながるのだと思います。 大げさな人生論ではなく、今日の気分を一段だけ整えたい人に向く本です。普段の視点がちょっと荒れがちな人ほど、静かに刺さるはずです。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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