
道をひらく
松下 幸之助
PHP研究所 / 1968-01-01
この本について
最近、人間関係でも仕事でも、「割り切れないことが多すぎるな…」と感じる人は多いと思います。理屈では動けないし、心の整理が追いつかないまま時間だけが過ぎていく。自分の未熟さを責めつつも、どう踏ん張ればいいのか分からない。僕もそういう日に何度もぶつかってきました。 『道をひらく』を読んでいて、保存されていた言葉を見たときに「ああ、やっぱりそこに刺さるよな」と思いました。たとえば「死を恐れるよりも、死の準備のないことを恐れた方がいい」という一文。いま抱えている不安の多くは、未来そのものではなく“向き合えていない自分”へのざわつきなんですよね。準備と覚悟という、地味だけど確かな足場を作る視点をくれます。 また、「いい人もいれば、よくないと思う人もいる」という割り切れない現実に対して、辛抱と寛容という行動レベルの話に落としてくれるのも、この本のありがたさです。無理にポジティブになれとは言わない。ただ、この世界の面倒くささを前提にして、自分の心を暗くしすぎない持ち方を示してくれる。そこが妙に現実的です。 さらに、「要は修練である」という章に触れると、状況に振り回されているときほど、小さくても自分の“カン”を信じて積み重ねるしかないんだよな、と落ち着きます。歩き続ける感覚は、「峠から峠に移る旅路かな」という短い言葉に全部入っているように思います。 誰にも言えないまま心が摩耗している人に、静かに効く本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本の読者はこんな本も読んでいます
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









