
この本について
仕事の集中力が続かないとか、自分にはそこまで大きな才能があるわけでもない、とふと落ち込むときってありますよね。まして体調がいまいちだと、ますます自信が削られる感じがする。僕も似たようなところで何度もつまずいてきました。 この本の抜粋が妙に刺さるのは、村上春樹が「健康と才能」「言葉の感覚」「自分のペース」という、ごく日常的だけど誤魔化しにくいテーマを、軽やかな雑談みたいに書いているからだと思います。たとえば「才能よりまず健康」と言い切る感じは、努力論でも根性論でもなくて、長いスパンで自分を持続させるための現実的な視点としてすっと入ってくる。それに、言葉を“空気”として捉える話も、何かを学ぶときの焦りをふっとほどいてくれるようなところがあります。 村上作品というと小説のイメージが強いけれど、このエッセイはもっと生活に近いところで、人がどうやって自分を整えていくのかを、無理のない温度で見せてくれます。読んだから劇的に変わるというより、自分の中にも同じリズムがあったかもしれない、と少し呼吸が楽になる感じです。 自分の調子と折り合いをつけながら働きたい人に、静かに刺さる一冊だと思います。
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
76%
職業としての小説家(新潮文庫)
村上春樹

76%
村上ラヂオ(1~3)合本版(新潮文庫)
村上春樹 and 大橋歩

75%
What I Talk About When I Talk About Running (Vintage International) (English Edition)
Haruki Murakami and Philip Gabriel

75%
1冊でわかる村上春樹
村上春樹を読み解く会 and 神山 睦美

75%
走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)
村上春樹
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要
