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村上ラヂオ(1~3)合本版(新潮文庫)

村上ラヂオ(1~3)合本版(新潮文庫)

村上春樹 and 大橋歩

新潮社 / 2003-07-01

累計読者数39
平均ハイライト数 22.2件/人
推定読了時間 約4時間13分
star総合評価 64/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 28%

この本について

仕事でも日常でも、ふと「なんでこんなに気が詰まるんだろう」と思うことがありませんか。ちゃんとやらなきゃ、と力んでいるわりに、肩の力の抜き方だけは誰も教えてくれない。僕も同じで、うまく立ち回れない自分にしょっちゅう落ち込んでしまいます。 『村上ラヂオ』を読んでいて救われたのは、村上春樹さんが“完璧に整った人”として振る舞わないところでした。セレモニーが苦手で無理すると後でぐったりする話や、「問題を抱えた人間が問題を抱えた小説を書いている」とあっさり言ってしまう感じに、「あ、力を入れすぎなくていいのか」と思わされる。ちょっとした便利さに振り回されたり、異質な場所で緊張したり、考えが人より遅れて浮かんでくる自分を受け入れられないままでも、生きていける。そんな当たり前のことが、妙に胸に残りました。 それに、彼の視点の置き方が面白いんです。缶ビールをあえて作らない会社のこだわりや、Aロッドの守備を一球ごとに観察する執念深さみたいなものが、「他人の価値基準に合わせなくても、自分の“気になるもの”を丁寧に見るだけで世界はちゃんと面白くなるよ」と教えてくれる。肩の力を抜くって、こういう小さな興味を自分のペースで拾うことなのかもしれません。 完璧じゃないまま進んでいる人、うまく社会になじめていない気がする人にとくに刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

公園のベンチで食べる熱々のコロッケパン。冬のゴルフコースをスキーで走る楽しさ――。オーバーの中に子犬を抱いているような、ほのぼのとした気持ちで毎日をすごしたいあなたに、ちょっと変わった50のエッセイを贈ります。柿ピーの諸問題、楽しいレストランでの大惨事(?)から、きんぴら作りに最適なBGM、そして理想的な体重計の考察まで、小さなドラマが一杯!
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