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「挫折」というチカラ 人は折れたら折れただけ強くなる(マガジンハウス新書)

「挫折」というチカラ 人は折れたら折れただけ強くなる(マガジンハウス新書)

原晋

マガジンハウス / 2022-11-24

累計読者数4
平均ハイライト数 24件/人
推定読了時間 約2時間10分
star総合評価 63/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 40%

この本について

なんとなく毎日をこなしているだけで、本当にこれでいいのか分からなくなる瞬間ってありますよね。言われたことはできるけれど、自分の頭で考えて動いている実感が薄い。挑戦したい気持ちはあっても、失敗した時に立ち上がれる自信がない。僕自身もそういう時期が長くて、「まず何を整えればいいのか」が分からなかったタイプです。 この本は、挫折を肯定するようでいて、実はその前提となる“土台づくり”にかなりの時間を割いています。例えば、物事のルールを鵜呑みにしがちな背景に、社会全体の「分かりやすさ」の過剰さがあるという話。これは、自分の頭で考える力が育ちにくい理由を丁寧に説明してくれて、妙に腑に落ちました。また、成功体験がないと挫折から立ち直れないという指摘も、耳が痛いけれど現実的です。まず小さな成功を積み重ねることで、挑戦する気持ちが戻ってくる。そのプロセスが淡々と書かれているのがありがたいところです。 さらに、疑問を持つことや「本質は何か」と問うことが、日本では文句に見られがちな現実にも触れています。けれど、そこで黙ると自分の軸が弱くなるばかりで、むしろ議論したほうが自分の理解が深まるという姿勢は、職場でも人間関係でもそのまま使えそうだと感じました。 「挑戦したいけど、自分を信じきれない時に踏み出す一歩が分からない人」に特に刺さる一冊です。挫折を持ち上げるのではなく、そこに向き合える自分をどう育てるかを書いてくれているので、今ちょうど迷っている人ほど、静かに効くと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

原監督就任から5年後の2009年に33年ぶりに箱根駅伝出場、そして2015年には初の総合優勝。そこから2018年にかけて4連覇を果たし、2022年には大会新記録を更新して優勝するなど、今や押しも押されぬトップ校の仲間入りを果たした青山学院大学陸上部。その強さを支えているのは、これまでの栄光ではなく、選手たち自身の「挫折した体験」だと原監督は言います。また原監督の人生も挫折の連続。しかしその挫折を一つ一つ乗り越えてきたから「諦めない青学」が作られてきたのです。 不確定性が高まる世の中において、「挫折」を体験したものだけが、折れない心、あきらめない姿勢、チャレンジする精神を手に入れられます。挫折こそが成功のもとなのです。 しかし今の日本社会は、失敗を許容しない風潮のため、社会全体が失敗を恐れ、挑戦することを避けてしまっているのが現状です。 『「挫折」を恐れる人間に挑戦はできません。 それにも関わらず、この社会には「挫折」が足りない。 いや、「挫折」する機会が圧倒的に足りないのです。』 そう語る原監督は、現代の「失敗させない」「失敗を避け挑戦をしない」風潮に苦言を呈します。 そこで本書では、挫折という体験の大切さと同時に、どうすればそこから再起して、さらに高みへとステップアップすることができるか、その思考法を紹介します。 原監督の哲学とともに、挫折を乗り越え、社会に出てからもたくましく成長し、結果を出している選手たちがどのように「折れない心」を作ってきたのかをインタビューし、そこに通底する考え、再起するための秘訣を考察しました。 「失敗が怖い」「自信がない」「すぐ諦めてしまう」 組織のしがらみの中、自分に失望し、次へのチャレンジに踏み出せないすべての人、人生の苦難に面している人、自分に自信がなくなっているすべての人に送る「挫折を乗り越えるヒント」です。
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