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タイタン (講談社タイガ)

タイタン (講談社タイガ)

野﨑まど

累計読者数7
平均ハイライト数 8.7件/人
推定読了時間 約9時間
star総合評価 54/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 55%

この本について

仕事って何なんだろう、とか。人にどう見られているか気にしすぎて疲れる、とか。AIに判断を任せる場面が増える中で、自分の「思考」ってどれくらい残っているんだろう、とか。日々の生活のどこかでふと立ち止まる瞬間、ありますよね。僕も同じで、答えが見えそうで見えないまま、ずっと曖昧なまま抱えている感覚があります。 『タイタン』は、その曖昧さをいきなり解決してくれる本ではないんですが、視点を少しだけ前にずらしてくれる作品でした。たとえば「仕事とは影響すること」という語りは大げさな教えじゃなく、誰かに何かを渡した瞬間にだけ仕事が成立する、という手触りに落ちてきます。自分の役割って結局どこにあるのか悩んでいる時に、過剰に励まされるわけでもなく、ただ「そう感じる理由」を一緒に考えてくれる感じが心地よかったです。また、人にどう見られるかと自分がどう思うかの配分を探す話は、ファッションの話のようでいて、日常の対人関係そのものでもあって、極端な答えに逃げなくていいんだと少し楽になります。 さらにAIとの距離感の描き方も現実に近く、判断を手放していく心地よさと怖さの両方が、そのまま自分の生活に引き寄せられるんですよね。何を任せて、どこから先は自分で考えるのか。作中のやりとりが、自分の中の基準をそっと探し直させてくれます。 自分の「仕事」や「役割」や「判断」を、一度フラットに捉え直したい人に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ポセイドンの息子パーシーは、訪れた寄宿学校で怪物に捕まってしまう。この危機を救ったのは、オリンポス十二神の一人、女神アルテミスだった。しかし、怪物との戦いの最中、アナベスが消えてしまい、その後アルテミスまでも行方不明に...。アナベスとアルテミスを救う冒険には、これまで以上に過酷な予言が下される。果たしてタイタンの呪いとは?パーシーは無事二人を助けることが出来るのか―。アメリカ探偵作家クラブ賞受賞の実力派ミステリー作家による、現代のアメリカを舞台にギリシャ神話の神々や怪物が大暴れする異色ファンタジー。神々総登場のシリーズ第3弾。
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