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四畳半神話大系 四畳半シリーズ (角川文庫)

四畳半神話大系 四畳半シリーズ (角川文庫)

森見 登美彦

KADOKAWA

累計読者数33
平均ハイライト数 13.3件/人
推定読了時間 約7時間54分
star総合評価 56/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 25%

この本について

最近、「あっちを選んでいたら、もっとまともな人生だったんじゃないか」とか、「可能性って言われても、実際どう動けばいいのか分からない」と立ち止まることがよくあります。小さな選択の積み重ねで今の自分ができているのは分かっていても、別の自分を思い浮かべては疲れてしまう。そんなときに思い出すのが、この『四畳半神話大系』でした。 森見作品の奇妙で笑える語り口の中に、「無数の運命があるけれど、自分が歩けるのはこの道だけだ」という、妙に地に足のついた感覚があります。可能性をむやみに持ち上げず、不可能性を含んだ“今の自分”をそのまま受け取る視点が、ときどき救いになるんです。加えて、野菜嫌いの友人を妖怪みたいに描くような極端な比喩や、孤独を紛らわせるためにカステラを丸かじりして虚しくなる場面など、情けなさを笑い飛ばす空気があって、読んでいるうちに肩の力が少し抜けていきます。 自分を変えようとしてこじらせがちな人よりも、一度立ち止まって「まあこれが自分だよな」と苦笑いしたい人に刺さる本だと思います。選択に迷う夜に、ちょっと距離を置いて自分を眺めたいときにぴったりの一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

『四畳半神話大系』 「私」は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい! 迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。 『四畳半タイムマシンブルース』 8月12日、クーラーのリモコンが壊れて絶望していた「私」の目の前にタイムマシンが現れた。後輩の明石さんたちと涼しさを取り戻す計画を立て、悪友どもを昨日へ送り出したところでふと気づく。過去を改変したら、この世界は消滅してしまうのでは……!? 辻褄合わせに奔走する彼らは宇宙を救えるのか。そして「私」のひそかな恋の行方は。小説『四畳半神話大系』と舞台「サマータイムマシン・ブルース」の奇跡のコラボが実現! ※本電子書籍は『四畳半神話大系』『四畳半タイムマシンブルース』全2冊を1冊にまとめた合本版です。
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