
そのうちなんとかなるだろう
内田樹
マガジンハウス / 2025-10-16
累計読者数3
平均ハイライト数 21.3件/人
推定読了時間 約2時間44分
star総合評価 71/100
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この本について
最近、「あのとき別の選択をしていたら、今の自分はもっとマシだったんじゃないか」とか、「理由が説明できる決断ばかり選んで、なんだか身動きが取れない」とか、そんなモヤモヤを抱えている人とよく話します。自分でも似たような迷いに何度もはまってきました。 内田樹さんの『そのうちなんとかなるだろう』は、その迷いを強引に晴らすというより、別の角度から静かにほどいてくれる本でした。たとえば、“あのときこうすべきだった”と思うのは「そうした自分が本当」だと勝手に信じているだけで、実際にそこにいたのは「やらなかった自分」なんだ、という視点。これに触れた瞬間、後悔にぶら下がる力が少し抜けました。また、決断の理由がきれいに説明できる選択ほど慎重になったほうがいい、という話も印象的で、「言葉になる前の違和感」をもう少し信じてもいいのかもしれないと思わせてくれます。 さらに、家事でも仕事でも、疲れさせるのは労働そのものではなく「管理」だという指摘も、日々の息苦しさと妙にリンクしました。何をやるかより、どんな状態でやっているかのほうが人を消耗させる。これは実感としてわかる人が多いはずです。 肩の力を抜いた語り口なのに、読み終わると自分の「固く握っていた前提」が少しゆるむ。そんな本です。今の選択や立ち位置に自信が持てない人、理由を言えない気持ちをつい切り捨ててしまう人には、とくに刺さると思います。
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出版社による紹介
直感に従って生きればいい―― 諦めず我慢しない思想家の痛快すぎる半生記 ウチダ流“生きるヒント”!! 「私の履歴書」というのはふつう功成り名遂げた人が往時を回顧して書くもので、僕みたいな若造が書くものじゃないとずっと思っていましたが、気が付けばとうに古希を超えて、もうすぐ後期高齢者です。3年前に右膝の人工関節手術をし、去年はすい臓がんの手術をしました、身体のあちこちが「そろそろ耐用年数来てます」とアラームを鳴らして、「おしまい」へのカウントダウンがもう始まっています。たしかに今のうちに書いておかないと、もう少しすると「昔のことは全部忘れちゃった」ということにもなりかねません。現に、この本は出たのが6年前、素材はそれよりさらに前の別の媒体で行ったロングインタビューですので、そこで「思い出されていること」の中に今の僕は思い出すことができないことがいくつも含まれています。ほんとに。――「まえがき」より一部抜粋 直感だけに従い、無理して決断しない…… 同調圧力が強いこの国で、「ありのままに生きていく勇気」をもらえる一冊! <項目> ★ いじめが原因で不登校 ★ ビートルズに夢中 ★ 計画的に家出 ★ 大検のために猛勉強 ★ 駒場寮というアナーキー空間 ★ 生涯の師との出会い ★ 翻訳会社でアルバイト ★ 32校の教員公募に落ちる ★ 12年間の父子家庭と ★ やりたくないことはやらないほうがいい……etc. ※ロングセラーの単行本が、「まえがき」&「巻末コラム」等を追加して新書版にアップグレード!
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