
筋の良い仮説を生む 問題解決の「地図」と「武器」
高松 康平
株式会社朝日新聞出版 / 2020-03-19
この本について
仕事で問題にぶつかったとき、「そもそも何から手をつければいいんだろう」と迷う瞬間がけっこうあります。情報を集めても視界が開けず、気づけば場当たり的に対処してしまう。自分もよくこのループに落ちていましたが、振り返ると“そもそも何が問題なのか”を分けきれていないことが多かったんですよね。 『筋の良い仮説を生む 問題解決の「地図」と「武器」』が刺さったのは、この「分けられない迷い」にちゃんと向き合ってくれるからでした。問題と原因と課題を切り分ける基準や、筋の良い仮説の立て方が、実務の流れに沿ってかなり具体的に示されています。特に、原因仮説を市場・顧客、競争、バリューチェーン、外部環境の4つに分けて拾っていくプロセスは、考える視野が広がる実感がありました。また、“本当に取り組むべき問題かどうか”を最初に確かめる姿勢が組み込まれているので、焦って目の前の事象に飛びついて迷子になるリスクも減ります。 読んでいて一番救われたのは、「全部を完璧にやる必要はなく、一番悪いところを見極めてそこに集中すればいい」という視点でした。フレームワークを知っていても使いこなせないもどかしさがある人ほど、地図の持ち方と歩き方が腑に落ちるはずです。 若手向けの“とりあえず整理してみよう本”では物足りなかったビジネスリーダー層に、特に刺さる一冊だと思います。悩んで立ち止まる時間を少しでも減らしたい人に。
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ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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