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なぜ君は、科学的に考えられないんだ?

なぜ君は、科学的に考えられないんだ?

松尾佑一

クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2023-03-02

累計読者数3
平均ハイライト数 22件/人
推定読了時間 約4時間10分
star総合評価 61/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 40%

この本について

仕事の相談でも、プレゼンの原稿でも、「なんとなく説明がうまくいかない」「自分の頭の中の整理だけで手一杯」という状態、けっこう続きませんか。僕自身、根拠が弱いまま走り出したり、タスクが渋滞して気力を持っていかれる日がよくあります。そんなときに、この本のいくつかの考え方がちょうどいい“立て直し”になりました。 例えば、著者が繰り返し言う「まずデータを集めて、そこから理解と予測をつくる」という姿勢。平均だけ見て満足しないとか、不偏標準偏差でバラつきを見るとか、そういう地味な作業が結局いちばん説得力につながるんだなと腑に落ちます。プレゼン原稿を声に出して読み、詰まる場所を修正するという話も、実際にやると効果が大きい。自分が引っかかるところは相手も引っかかる、という当たり前の事実を丁寧に扱ってくれます。 そして個人的にしっくりきたのは、エントロピーの話でした。タスクが溜まっていく感覚を「乱れが増えている状態」と捉えて、一定周期で“捨てる”時間をつくる。これだけで無駄な焦りが減り、作業に戻るときの負荷も軽くなる。科学の話なのに、不思議と生活に近いところまで落とし込まれているんですよね。 論理的に考えたいけれど、日常のバタつきで軸が揺れやすい人に向いている本です。専門知識よりも、「どうすれば相手に伝わるのか」「自分の思考をどう整えるのか」を現実的に扱いたいときにちょうどいい一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

==ストーリー=============================== スキンケア化粧品を開発・販売する外資系ベンチャーに勤める私は、 某大学との共同開発プロジェクトを担当することに。 大学を訪れた私の前に現れたのは、班目という変人研究者。 「擬似バリア層って、なに?」 その男は、私の曖昧な説明を鋭く指摘し、「君の説明は科学的でない」と言い放つ。 こうして、変わり者でとっつきにくい班目教授との共同開発が始まった。 ====================================== 新しいビジネスや新商品の成否を「なんとなく」の印象で判断してしまう。 効果が不明確な施策も、これまでもそうだったからと「なんとなく」続ける。 その一方で、新しいチャレンジは「なんとなく」リスクがありそうだからやめておく。 ビジネスの現場では、こういった「なんとなく」の判断が少なくありません。 ですがその結果、損失を出してしまったり、好機を逃してしまったりしては、 もったいないとしか言えません。 本書は、そんな「なんとなく」の判断を減らし、 データや事実に基づいて「科学的」に思考できるようになるための本です。 社会人3年目の「山田咲良」と、変人教授「班目」との共同プロジェクトをとおして、 冷静で論理的な「科学的な考え方」がわかりやすく学べます。 第一章 ある「変人教授」との出会い 第二章 「論理的」な説明に不要なもの 第三章 心を乱す「粒子」との向き合い方 第四章 私たちの仕事が「混沌」になる理由 第五章 「感情」が隠してしまうデータの真実 第六章 過去の向こうに「未来」が見えてくる 第七章 「天才」の頭の中で行われていること 最終章 科学は誰にも「公平」なものである 発行:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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