
ポストイクメンの男性育児 妊娠初期から始まる育業のススメ (中公新書ラクレ)
平野翔大
中央公論新社 / 2023-04-07
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star総合評価 68/100
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この本について
妊娠や育児が始まると、「自分の生活が全部“赤ちゃん中心”に変わっていく感じ」に戸惑う人、多いと思います。パートナーとの温度差や、情報のほとんどが母親向けに作られている空気を前にして、父親側としてどう動けばいいのか分からなくなる瞬間もありますよね。僕自身もそこでもやもやし続けてきたタイプです。 この本が助かったのは、まず“父親がサポート役に固定される構造”を丁寧に言語化してくれたところです。育児情報が母親に偏っていて、制度の議論は逆に男性だらけというねじれ。その中で父親が支援される側として扱われにくい背景を、歴史やデータと一緒に見せてくれるので、自分の混乱が「個人の問題じゃなかった」と理解できました。また、産後うつや長期育休の孤立など、父親に起きがちな負荷を“実際にありえること”として扱ってくれるのもありがたかったです。精神論ではなく、現実のリスクとして向き合えるようになります。 そしてもう一つ大きかったのは、「父母が同じことを完璧に分担する必要はない」という視点です。役割を固定するわけではなく、お互いの得意や考え方をどう組み合わせていくか。その具体的なヒントがあるので、家庭ごとのやり方を見つける後押しになります。 パートナーとの関係や、父親としての立ち位置に不安を抱えている人には、特に刺さると思います。自分の立場を理解し直す材料が、一冊分まとまっています。
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出版社による紹介
法改正で男性育児が推進される一方、孤立する父親たち。これからのイクメンに必要なスキルと社会体制とは。
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