
満月珈琲店の星詠み (文春文庫)
望月 麻衣 and 画・桜田 千尋
文藝春秋 / 2020-07-08
累計読者数8
平均ハイライト数 20件/人
推定読了時間 約3時間20分
star総合評価 64/100
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この本について
最近、頑張っているのに前に進んでいる感じがしないとか、気持ちが置いてきぼりのまま日々だけが過ぎていく…そんなタイミングってありますよね。無理に走り続けても、結局どこに向かいたいのか分からなくなる。僕も同じで、そんなときは一度立ち止まるしかありませんでした。 『満月珈琲店の星詠み』が沁みたのは、その“立ち止まる時間”を責めないでいてくれたからです。水星逆行のくだりにあるように、振り返りの時期にもちゃんと意味があること。過去の痛みも、満月の光のように手放していけること。そして何より、占星術が未来を決めるんじゃなくて、「自分を知る」ための地図としてそっと横に置いておけるだけだという視点が、重たかった心を少し軽くしてくれました。 読んでいると、鴨川の夜風やコーヒーの香りの中で、自分の気持ちをようやく言葉にできるような感覚があります。悩みを劇的に解決してくれる本ではないけれど、迷子になったときに「ここからでいいよ」と言ってくれる居場所になる。そんな穏やかな物語です。 今の自分の歩みが不安な人や、頑張ってきた心をそろそろ労わりたい人に、静かに刺さると思います。
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出版社による紹介
ツイッターで話題のイラストにインスパイアされた新シリーズ 満月の夜にだけ開く不思議な珈琲店。優しい猫のマスターと星遣いの猫たちが、極上のスイーツと占星術で、人生に迷える人々をおもてなしする。
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