
データを活用してチームの業績を底上げする セールス・イネーブルメントの教科書
徳田泰幸
イースト・プレス / 2023-05-17
この本について
営業の現場で「データ活用が大事なのは分かるけど、実際どこから手を付ければいいのか…」みたいな気持ちになること、僕もよくあります。提案書ひとつとっても、各自がゼロから作り直していたり、SFAが“邪魔者”扱いだったり。頭では必要だと思っていても、組織全体の空気がついてこないあの感じです。 この本が面白いのは、派手なノウハウよりも「なぜ組織でデータ活用が進まないのか」というリアルな壁に丁寧に向き合っているところです。たとえば、提案書や商談メモも立派なデータだと捉え直す視点は、日々の業務をそのまま改善につなげるヒントになりますし、データとナレッジを別物扱いしないという考え方も、現場の負担を増やさずに仕組み化する助けになります。また、SFAが最初は嫌がられつつも、少しずつ“使えるもの”に育っていくプロセスの話は、自分の会社で起きている戸惑いの説明書のようでした。 特に、経営層と現場の認識ギャップがなぜ生まれ、どんなふうに埋めていけるかの描写は、正解というより「一緒に試行錯誤しよう」という温度で書かれていて、実務の肌感に近いです。データ活用にプレッシャーを感じているけれど、何から変えればいいのか掴めない人に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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