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平治の乱の謎を解く 頼朝が暴いた「完全犯罪」 (文春新書)

平治の乱の謎を解く 頼朝が暴いた「完全犯罪」 (文春新書)

桃崎 有一郎

文藝春秋 / 2023-07-20

累計読者数4
平均ハイライト数 7.3件/人
推定読了時間 約4時間10分
star総合評価 37/100
boltライト読書型
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この本について

仕事でも歴史でも、人の行動の裏側にある「本当の理由」が見えずにモヤモヤすることってありますよね。表向きの説明だけ追っていると、どこか腑に落ちない感じが残る。今回の本は、まさにその違和感を扱っています。平安末期の争いを、善悪の物語ではなく、当事者たちの立場や制度の歪みに踏み込んで読み解いていくんです。 印象的だったのは、読者の方が保存していた「院政は父や祖父が親権で天皇を従わせる仕組みだった」という一文。これを知るだけで、崇徳院がなぜ政治の主導権を握れなかったのかが急に立体的になります。また、摂関家が自分の都合で武士を動員した瞬間に、何が“取り返しのつかない変化”として歴史に刻まれたのか。後から見れば暴挙でも、当時の当人たちにはどんな選択肢が見えていたのか。そういう視点の置き換えが、読んでいると何度も起きます。 歴史の事件を「結末」ではなく「そこに至る感情や制度の綻び」から理解したい人には特に刺さると思います。過去の出来事が、現代の職場や人間関係の摩擦と不思議なほど地続きに感じられて、自分の見方まで少し変わる本でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

源頼朝が「真犯人」を暴いていた! 貴族の世から武士の世へ、大きなターニングポイントとなった平治の乱。 後白河上皇の最側近で天才的な政治家だった信西が死に、源氏が敗れ、少年頼朝が流罪になったことは知られているが、「だれがこの乱を起こしたか」という最大の謎には、実はまだ定説がない。 気鋭の歴史学者である著者は、この乱の実体を暴く言葉を、将軍となった源頼朝が残していたことを発見する——。 「真犯人」、そして関係者たちがおこなった壮大な隠蔽とは? 歴史はミステリより面白い!
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