
緊張しても「うまく話せる人」と「話せない人」の習慣
丸山 久美子
明日香出版社 / 2023-09-13
この本について
人前で話す場面って、こちらが思っている以上に突然やってきますよね。急に意見を求められたり、自己紹介の順番が回ってきたり、その瞬間だけで一気に心拍が上がる感じ。僕自身も「うまく話さなきゃ」と意識した瞬間に、何を話すつもりだったのか全部飛んでいくことがあります。そんな経験を重ねると、「自分は話すのが苦手なんだ」と思い込みがちですが、実際には“準備の仕方”や“意識の向け方”でかなり変わるんですよね。 この本が教えてくれるのは、話し方のテクニックというより、緊張しいな自分とうまく付き合うための現実的な方法です。背景事情から説明しがちな人は、先に結論を置くだけで一気に伝わりやすくなること。急に意見を求められても、無理に即答しなくてよくて、「ちょっと考えますね」と一言置ければ十分に会話は成立すること。そして何より、緊張そのものを“悪者扱いしない”という視点がすっと入ってきます。緊張は失敗の前兆じゃなくて、自分を守ろうとするサインなんだと捉えられると、少しだけ肩の力が抜けます。 個人的に刺さったのは、記憶だけに頼らず、メモや台本を用意していいという潔さと、声に出して練習することの大切さです。頭の中で準備した気になるより、実際に声に出すほうが不安が小さくなる。これは多くの読者が抜粋していた部分からも、同じ悩みを抱えている人が多いんだろうなと感じました。 「緊張しいだけど、逃げずに前に立とうとしている人」。そんな人にとって、この本は背中を押すというより、隣で一緒に歩いてくれるタイプの一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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