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星を継ぐもの 巨人たちの星シリーズ (創元SF文庫)

星を継ぐもの 巨人たちの星シリーズ (創元SF文庫)

ジェイムズ・P・ホーガン and 池 央耿

東京創元社 / 2023-09-08

累計読者数8
平均ハイライト数 5.8件/人
推定読了時間 約6時間22分
star総合評価 49/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 39%

この本について

仕事でも人生でも、答えの出ない問いに向き合っていると、だんだん「自分の考えはどこまで当てになるんだろう」と不安になることがあります。見えているはずなのに捉えきれない、そんな感覚に近いものを、この『星を継ぐもの』の抜粋を見ながら思い出しました。登場人物が尾根を見上げて、意識の下で何かが疼いている感じ、あれに近いモヤモヤです。 この作品の面白さは、SFの設定そのものよりも、科学の思考がどうやって世界の見え方を変えるかを地に足つけて描いているところだと思います。放射性同位元素から年代を割り出すくだりは、その典型で、「不確かな状況でも、どう事実を積み上げれば判断できるのか」を丁寧に見せてくれます。また、進化の話も、妙な理想化に流れず、無数の失敗と偶然の上に生物が成り立っているという視点をくれるので、自己理解にも効いてきます。何かを調べているときに「こうあるべきだ」で思考が固まる自分に気づけるというか。 さらに、研究者たちが互いの知識を持ち寄り、理解が加速していく描写も印象的でした。自分の仕事でも、情報の流れが変わった瞬間に一気に視界が広がることがあって、その感覚が妙にリアルです。SFなのに、地に足がついた“考えるプロセス”を学べる本でもあります。 科学的な視点で物事のモヤモヤを整理したい人、あるいは「答えの出ない状況でも前に進む理由がほしい人」に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

冥王星の彼方から届いた謎の通信 送信者はいったい何者か? 不朽の名作『星を継ぐもの』シリーズ第3部 冥王星の彼方から、〈巨人たちの星〉にいるガニメアンの通信が再び届きはじめた。彼らは地球を知っているガニメアンとは接触していないにもかかわらず、地球人の言葉のみならず、データ伝送コードを知りつくしている。ということは、この地球という惑星そのものが、どこかから監視されているに違いない……それも、もうかなり以前から……! 5万年前に月面で死んだ人々の謎、惑星ミネルヴァを離れたガニメアンたちの謎など、絡まった謎の糸玉がみごとに解きほぐされる。星雲賞を受賞した不朽の名作『星を継ぐもの』に続く、シリーズ第3弾! 解説=山之口洋 *本電子書籍は『巨人たちの星』(創元SF文庫 新装新版 2023年9月8日初版発行)を底本としています。
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