
プロテスタンティズムの 倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)
マックス・ヴェーバー and 大塚 久雄
岩波書店 / 1989-01-17
累計読者数20
平均ハイライト数 19.2件/人
推定読了時間 約5時間24分
star総合評価 61/100
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この本について
仕事に向き合うとき、「なんで自分はこんなに集中できないんだろう」とか、「そもそも働く意味って何だっけ」と急に足が止まることがあります。頑張りたい気持ちはあるのに、内側から湧いてくる惰性のほうが強い日も多い。そんなときに、ヴェーバーは“人はもともと勤勉にできているわけじゃない”という前提から話を始めてくれるので、まず気が楽になります。 この本が面白いのは、「勤勉さ」や「責任感」といった、現代では個人の性質として語られがちなものを、歴史の長いなかでつくられた“気分”として捉え直させてくれるところです。労働を天職として受け止める姿勢が、どうやって宗教的な禁欲から生まれ、結果として産業を動かす原動力になっていったのか。それを追っていくと、今の自分が抱えているモヤモヤが、じつは社会の側からも形づくられてきたものなのだとわかり、妙な自己嫌悪から離れられます。また、営利を人生の目的にしてしまう感覚がどこから来たのかを知ると、目の前の仕事への距離感を一段引いて見直すきっかけになります。 自分の働き方に理由を求めすぎて疲れている人に刺さる本です。
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出版社による紹介
営利の追求を敵視するピューリタニズムの経済倫理が実は近代資本主義の生誕に大きく貢献したのだという歴史の逆説を究明した画期的な論考。マックス・ヴェーバー(一八六四‐一九二〇)が生涯を賭けた広大な比較宗教社会学的研究の出発点を画す。旧版を全面改訳して一層読みやすく理解しやすくするとともに懇切な解説を付した。
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