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古代インドの思想 ――自然・文明・宗教 (ちくま新書)

古代インドの思想 ――自然・文明・宗教 (ちくま新書)

山下博司

累計読者数6
平均ハイライト数 14件/人
推定読了時間 約4時間46分
star総合評価 50/100
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この本について

仕事で「効率よく動け」と言われつつ、どこかでその前提にモヤっとすることがありませんか。頑張ること自体は嫌じゃないのに、努力だけでは腑に落ちない瞬間がある。自分の価値観がズレているのか、それとも前提のほうが狭いのか。そんな違和感をそのまま抱えて読んだとき、この本はけっこう静かに効いてきました。 たとえば、インドでは長い歴史の中で「蓄えるより分けるほうが善」とされてきたことや、「行為をやめること」にも意味が置かれてきたことが語られます。勤勉か怠惰か、努力するか休むか、といった単純な二択ではなく、自然環境や歴史の積み重ねが人々の行動原理をつくっている。そこに触れると、自分の働き方の悩みも「性格の問題」ではなく、もっと大きな背景のなかで揺れているだけかもしれない、と思えるんです。 また、「インド人は快楽主義と苦行主義を同時に内包する」という指摘も面白くて、揺れ続ける自分の気質がむしろ普通なのでは、と少し気が楽になります。頑張る日と手放す日、その両方があっていいという視点は、日常の判断をゆるめてくれます。 自分の価値観の“根っこ”を問い直したい人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

最大の民主主義国家であり、多様な民族・言語・宗教の坩堝であるインドをまとめる価値観とは何か。緻密な哲学思想や洗練された文学理論など、高度に発達した「知の体系」は、いかに生まれたか。厳しくも豊かな自然環境がインド人に与えた影響とは。外の世界から多くを受け入れながら矛盾なく深化・発展させることで、独自の文化や思想を生み出し、世界中に波及させてきた。ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教...。すべてを包み込むモザイク国家「インド」の源流を古代世界に探る。
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