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怠ける権利 (平凡社ライブラリー0647)

怠ける権利 (平凡社ライブラリー0647)

ポール・ラファルグ and 田淵 晉也

平凡社 / 2008-08-08

累計読者数5
平均ハイライト数 8.4件/人
推定読了時間 約2時間7分
star総合評価 42/100
menu_book精読型
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この本について

仕事に追われていると、「本当にここまで働く必要あるのか?」とふと立ち止まってしまう時があります。休むと罪悪感がわく一方で、働き続けると自分がどこに向かっているのか見えなくなる。そんなモヤモヤを抱えたまま日々を回している人は多いと思います。 『怠ける権利』は、そういう感覚に対して、直接「休め」と言う本ではありません。むしろ、私たちが当たり前だと思っている「労働は尊いもの」という前提そのものを揺さぶってきます。抜粋にもある通り、労働を美徳として刷り込んできた歴史的背景を淡々と示されると、今の自分の感覚が、自分だけの問題ではなく仕組みによって形づくられてきたものなんだと気づかされます。 個人的に効いたのは、まず「働きすぎてしまう自分を責める必要がない」と思えるようになったこと。そして、宗教や国家が“勤勉さ”を利用してきた構造を知ることで、今の働き方を少し距離を置いて眺められるようになったことです。さらに、怠惰が単なるサボりではなく、生活や尊厳を守る行為として描かれている点も、強い視点の転換になりました。 「休むことにまだうしろめたさが残っている人」に特に刺さると思います。働き方を変えるための即効薬ではないですが、自分の中の基準を静かに書き換えてくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「労働」の神格化をあざけり倒し、「1日最長3時間労働」を提唱。120年以上も前にマルクスの娘婿が発した批判の矢が、〈今〉を深々と射抜く。「売られた食欲」等収録。プレカリアートも必読!
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