
おとな六法
岡野武志 and アトム法律事務所
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2023-09-25
この本について
日常のちょっとした出来事でも、「これってどこまでOKなんだろう…」とモヤっとすることありませんか。相手の言い方がきつかったとき、自分の対応は間違っていなかったのか。あるいは、子ども同士のトラブルに巻き込まれたとき、どこまでが“やりすぎ”なのか。感情では判断しづらい場面ほど、線引きの曖昧さに疲れてしまうんですよね。 『おとな六法』は、そういうグレーな場面を、堅苦しい条文ではなく日常の具体例で示してくれる本でした。ウルトラマンが攻撃しすぎたら損害賠償が発生するかもしれない、髪の毛を抜いたら傷害になる可能性がある、上履きを隠したら器物損壊になる…。一見ふざけた例に見えるんですが、どれも「法律ってこうやって考えるんだ」という視点を実感させてくれます。とくに、裁判官が両者の話を聞いて立体的に判断するという説明は、日常の人間関係にもそのまま応用できる感覚がありました。 個人的には、「なんとなく相手が悪い気がする」みたいな感情ベースの判断が少し落ち着くというか、一度頭の中に“基準”を置ける安心感がありました。法律の知識というより、ズレた思い込みをそっと修正してくれる感覚に近いです。 こんな人に刺さると思います。 感情だけで判断して後からモヤモヤしがちな人。 法律に詳しくない前提で書かれていますが、読み終わる頃には、自分の周りの出来事を少し違う角度で見られるようになります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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