
「新しい資本主義」のアカウンティング―「利益」に囚われた成熟経済社会のアポリア
スズキトモ
中央経済社 / 2022-07-11
累計読者数4
平均ハイライト数 30件/人
推定読了時間 約5時間26分
star総合評価 70/100
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この本について
仕事で「利益を伸ばせ」と言われ続けている一方で、自分の働きがどこにどう生きているのか見えなくなる瞬間ってありますよね。数字は追っているのに、組織全体がどこか息苦しい。成長戦略だのガバナンスだの言われても、現場の実感とは噛み合わない。僕自身、その違和感を放置したまま働いてきたところがあります。 この本は、そういうモヤモヤを無理に前向きに変えようとする類のものではなく、「利益ってそもそも何を指しているのか」「分配の設計を変えると何が変わるのか」という、一段深いところから視点をずらしてくれる内容です。特に、当期純利益を“予定配当額に合わせてあえて抑える”という発想は、最初は違和感しかなかったのですが、読み進めるほどに、企業の動機づけや成長の流れがどう変わるかが具体的にイメージできました。また、中国やインドが直面する成熟化の問題にまで話がつながっていくあたり、日本で働く自分たちが抱えている閉塞感が、実は構造的なものなのだと腑に落ちます。 アカウンティングの「たった一行」が人の行動を変えるという指摘も、自分の働き方を見直すきっかけになりました。派手な解決策ではなく、静かに効いてくる視点の転換が多い一冊です。数字に振り回されがちな職場で、「本当はどこを見ればいいんだろう」と感じている人に刺さると思います。
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出版社による紹介
利益最大化経営がかえって成長を阻む成熟経済のアポリアを繙き適正分配を実現する方策を説く。
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