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運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」 (NHK出版新書)

運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」 (NHK出版新書)

橘 玲 and 安藤 寿康

累計読者数17
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star総合評価 68/100
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この本について

「努力すれば報われるはず」と思いつつ、なぜか自分の伸び方が人と違う気がする。逆に、どれだけ工夫しても噛み合わないことがあって、そこに説明のつかないモヤモヤを抱えてしまう。ぼく自身、このあたりの葛藤がずっと残っていたのですが、『運は遺伝する』はその原因を“物語ではなく、現実の仕組み”として見せてくれる本でした。 この本が面白いのは、遺伝か環境かという二択ではなく、「遺伝と環境がどう影響し合って、いまの自分ができているのか」を淡々と示してくれるところです。例えば、同じ家庭で育っても似る部分と似ない部分がはっきり分かれる理由とか、親が優秀でも子どもの能力が平均に寄りやすい“平均への回帰”の話とか、普段なんとなく感じていたズレの正体を、静かに説明してくれる感覚があります。そこに、誰のせいでもない“非共有環境”という考え方が入ると、他人と比較して落ち込む理由が少しほどけていきます。 そして一番刺さったのは、自分の特性に合わせて環境を選び直すという視点です。無理に環境に合わせるより、思春期以降に固まってくる性質を手がかりに、噛み合う場所を探したほうがいい。これは努力否定ではなく、努力をどこに置けば効くのかを考えるためのリアルなヒントだと思います。 「自分の能力の“説明”ではなく、“これからの選び方”が知りたい人」に特に刺さる一冊です。

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出版社による紹介

知性、能力、性格、そして運まで。私たちは残酷すぎる世界の真実にどう向き合うべきか?人気作家と行動遺伝学の第一人者が徹底討論。
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