
問題発見力を鍛える (講談社現代新書)
細谷功
講談社 / 2020-08-19
累計読者数38
平均ハイライト数 13.1件/人
推定読了時間 約2時間34分
star総合評価 61/100
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この本について
仕事で頼まれごとをこなしていると、「そもそも何を解けばいいんだっけ?」と立ち止まる瞬間がけっこうあります。指示はあるのに、どこかピントが合わない感じ。自分でも理由が説明できないまま「常識」に寄りかかってしまうこともあって、余計にモヤモヤするんですよね。 この本は、その状態から一歩抜けるための視点をくれる一冊です。与えられた問題をそのまま受け取るのではなく、「なぜ?」と一段上から眺め直す感覚を具体的に扱っていて、抽象と具体を行き来しながらギャップを探すやり方が腹落ちします。現場の声も自分の思い込みも、一度距離を置いて見たときに初めて見えてくる“本当に扱うべき問題”がある、という話は仕事中の小さな行き詰まりにも使えました。 特に、上司や顧客の言葉を「額面どおりに受け取らない」という姿勢は、自分の思考の癖に気づく手がかりになります。頼まれていないけれど、相手の目的に沿った別案を差し出すような動き方も、この本の土台があると怖くなくなる感覚がありました。 今のやり方にどこか違和感を持ちながらも、何をどう問い直せばいいかピンとこない人に静かに刺さると思います。
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出版社による紹介
新型コロナ問題が象徴するような、何が起こるかわからないVUCAの時代を生きる人間に必要なのは、問題を発見する力。問題解決はもはやAIにまかせ、問題発見の思考回路を獲得しなければならない。 自分の頭で考えて、課題を見つけるにはどうするか? 「具体と抽象」「アナロジー思考」「メタ思考」などを平易に解説してきたコンサルタントによる、これからの時代の思考法の基本レッスン。 ●「なぜ」をくりかえすことで次元が上がり問題発見になる ●具体的に教えてと言われたら抽象的に考えてみよう ●常識を疑え、多数派を疑え、経験はむしろ邪魔 ●「常識にとらわれるな」という人が常識を覆せない ●「変える」ことに価値がある ●アイデアは「遠く」からパクってこよう ●コミュニケーション上の問題は「具体と抽象」のギャップから生まれる ●知識力+創造力で将来の問題を発見せよ ●認知の歪みがあることを常に意識せよ ●自分の頭で考えるとは「具体と抽象」を往復すること ●すべてのものを疑ってかかることを考える ●「こうなればもっとよくなるのに」と考える習慣をつける ●とにかく「なぜ?」と問い続けよう。「Why」は何度も繰り返せる ●「偏在」「ギャップ」を見つけるのが問題発見のコツ ●できるだけ「遠く」から、できるだけ「意外な領域」からパクれ ●それは具体なのか、抽象なのかという問いを常に持つ ●そもそも問題とは、ギャップであり歪みである ●「そんなの常識だ」と言う前にその理由を考える ●自分が見ている風景と他人が見ている風景のギャップを見る ●物事を一つ上の視点から、自分自身を上空から見てみよう ●見えない抽象観念に上がっていくのが「自分の頭で考える」ということ ●問題発見力は「鍛える」より「必要以上に殺さない」ほうが重要 ●どんな子供も問題を見つける思考回路を(最初は)持っている ●会議中スマホを見る人、時間を守らない人を怒ってはいけない ●文句ばかり言っている人は意外に貴重 ●「何か考えて提案して」と上司や顧客に言われたら上位目的を考える ●新しいビジネスの多くは「偏りの解決」がヒントとなる など、VUCAの時代に人間力を高める考え方を指南する。 目次より 第1章 なぜ問題発見力が問われる時代になったのか 第2章 問題発見は常識を疑うことから始まる 第3章 問題発見とは新しい「変数」を考えること 第4章 「ギャップ」に問題発見のヒントあり 第5章 「具体と抽象」を駆使して自分の頭で考える
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