ヨムナビ
自己矛盾劇場: 「知ってる・見えてる・正しいつもり」を考察する

自己矛盾劇場: 「知ってる・見えてる・正しいつもり」を考察する

細谷功

累計読者数21
平均ハイライト数 18.2件/人
star総合評価 59/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 25%

この本について

他人の言動にイラっとして、あとから「これって自分のことだったのかも」と気づくことが増えました。わかってほしくて説明したのに相手は聞く気ゼロ、逆に自分が言われる側になると反射的に反発してしまう。頭では冷静でいたいのに、実際の行動はちぐはぐで、なんとなく自己嫌悪になるあの感じです。 細谷功さんの『自己矛盾劇場』は、このモヤモヤを「わかる/わからない」の善悪ではなく、自分の視点のクセとして扱ってくれます。自分の中にある“無知の無知”がどうズレを生んでいるか、そしてなぜ他人の欠点だけ鮮明に見えて、自分の欠点には鈍感なのか。読んでいると、説教されている感じではなく「人間ってこういう生き物なんだよね」と肩の力が抜けるのがありがたいところです。とくに、求められていないのに意見したくなる衝動や、逆に言われると猛烈に反論したくなる理由の説明は、自分の行動をそのまま見ているようで少し笑ってしまいました。 救いなのは、細谷さんが「矛盾そのものは悪いことじゃない」と明言している点です。むしろ、失敗したりダブスタになったりするのは、人間がメタに考える力を持っているからこそ起きる自然な現象だと示してくれる。だから本書は「完璧に正しく生きるための本」ではなく、自分のクセを一段上から見て扱いやすくするための道具に近いです。 自分が他人にイラついたとき、あるいは誰かを見下したくなったときに、その感情の裏側をそっと確認してみたい人に静かに刺さると思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

細谷功の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

知と社会構造の関係をシンプルに説いた『具体と抽象』『「無理」の構造』に続く第三弾。社会に歪みをもたらす知性の限界を可視化。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要