
歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
宮口幸治
累計読者数4
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star総合評価 32/100
start序盤集中型
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この本について
人間関係で疲れたり、誰かの言動に必要以上に反応してしまったり、自分でもよく分からないモヤモヤを抱えることってありますよね。自分が悪いのか相手が悪いのか、そもそも何に振り回されているのかも分からないまま、気づけば消耗している…僕もそういう時期がけっこうあります。 この本は、そういう「理由の分からないしんどさ」を、行動や性格の問題ではなく、もっと深い“歪んだ幸せの追い方”として説明してくれます。例えば、誰かを嫌な気持ちにさせてしまう行動の裏にも、「自分なりの幸せを守りたい」という動機があるという視点。これは読んでいてけっこう刺さりました。対人関係を整理すればスッキリすると思っても、世界を狭めるほど別の摩擦が強くなる、という話も日常の風景にそのまま重なる感覚でした。 さらに印象的なのは、怒りや嫉妬、自己愛、所有欲といった“歪み”を単なる性格の問題として断じないところです。IQが高くても要領よく生きられない人がいるように、感情の扱いにもトレーニングが必要で、そこで初めて適切な判断ができるようになる。これは「結局どうすればいいのか」が見えづらい人にとって救いになる視点だと思います。 自分の行動の裏にある動機を少し冷静に見たい人、あるいは「なんであの人はあんな行動を…」と悩み続けてしまう人には特に刺さるはずです。自分や周りの“歪み”を責めるのではなく、距離の取り方を学ぶ本として読めます。
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