
AIを超えたひらめきを生む 問題解決1枚思考 仕事と人生に変革を起こす5ステップ (三笠書房 電子書籍)
大嶋 祥誉
この本について
仕事で問題にぶつかったとき、なぜか考えが絡まって前に進めないことがあります。自分なりに原因を探しているつもりでも、どこか抽象的で、気づいたら「まあこんなものか」と着地させてしまう。僕もよくその罠に入ってしまって、あとから「そもそも何が問題だったんだっけ」と振り返ることが多いです。 この本を読んで救われたのは、派手なテクニックよりも「問いの立て方」を徹底的に見直す姿勢でした。例えば、アインシュタインが55分を“問題の定義”に使うという話は有名ですが、実際にやると想像以上に難しい。著者はそこで、短い問いを持つこと、前提を疑うこと、問題を具体化することを丁寧に解説してくれます。WhyツリーやWhatツリーといった枠組みも紹介されていますが、あくまで“考えを深くするための補助輪”として扱われているのがちょうどいい。自分の先入観をいったん脇に置き、事実ベースで掘っていくプロセスが、そのまま思考のクセを整えてくれる感じがありました。 特に刺さったのは「自分の判断をいったん外して、当たり前を疑う」という部分です。職場の離職率の例のように、僕たちは断片的な情報で全体を決めつけがちですが、問いをシンプルにしていくと、急に空気が澄む瞬間がある。視点が一段下りて、行動も変わりやすくなるんですよね。 問題がいつも抽象的になってしまう人、頑張っているのに「そもそも何が正しいのか」がつかみにくい人にはかなりしっくりくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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