
エンタープライズアーキテクチャのセオリー
中山嘉之
リックテレコム / 20231003
この本について
DXとかEAとか、言葉は知っていても、実務でどう動けばいいのか分からないまま時間だけが過ぎていく感じ、けっこう共通だと思います。現場の課題は山積みなのに、既存システムは触るのも怖いし、部門間で話が噛み合わないまま「改革」の旗だけが先に立ってしまう、みたいなあの空気です。 この本は、そのモヤモヤを“概念の整理”と“現実的な動き方”の両面からほぐしてくれます。DXは外から買えない、だからこそ経営・現場・ITが最初から一枚岩でシナリオをつくる必要がある、という指摘は、耳が痛いけれど腹落ちします。さらに、スパゲティ化を防ぐためのデータHUBの考え方や、IT部門が裏方から表舞台に出ざるを得ない状況まで、実務の肌触りを失わずに描いてくれます。単なる理論書ではなく、レガシー撤去の難しさや人材問題など、日常で直面する“重たい現実”にも触れているのがありがたいところです。 読み終わると、EAは壮大な構想ではなく、組織とデータとシステムをどうつなぎ直すかを地道に描く営みなんだな、と少し視界がひらけます。大企業のIT運用に疲れている人や、DXの旗振り役に突然されて戸惑っている人には、刺さる部分が多いはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
DXを成功に導くデータマネジメント データ資産価値向上と問題解決のための実務プロセス75
データ総研, 小川 康二, and 伊藤 洋一

いちばんやさしいDXの教本 人気講師が教えるビジネスを変革する攻めのIT戦略 「いちばんやさしい教本」シリーズ
亀田重幸 and 進藤圭

いまこそ知りたいDX戦略 自社のコアを再定義し、デジタル化する
石角友愛

マッキンゼーが解き明かす 生き残るためのDX (日本経済新聞出版)
黒川通彦, 平山智晴, 松本拓也, and 片山博順

DX実行戦略 デジタルで稼ぐ組織をつくる (日本経済新聞出版)
マイケル・ウェイド, ジェイムズ・マコーレー, アンディ・ノロニャ, ジョエル・バービア, 根来龍之, 武藤陽生, and デジタルビジネス・イノベーションセンター
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
目次
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要