
本質を突き詰め、考え抜く 哲学思考
吉田幸司
かんき出版 / 2023-11-08
累計読者数5
平均ハイライト数 19.8件/人
推定読了時間 約3時間40分
star総合評価 60/100
trending_up後半加速型
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この本について
仕事でも日常でも、「この判断ってそもそも何を前提にしてるんだろう」と急に立ち止まることが増えました。プロジェクトの目的や、自分のWillやMustを整理しようとしても、逆に息苦しくなる瞬間があるんですよね。考えすぎなのか、考え足りないのか、その間でずっと揺れているような感覚です。 この本は、そういうモヤモヤに“答え”を与えるというより、別の角度から灯りを足してくれる感じがありました。合理的に理由を積み上げていくのに、その先で出会うのがむしろ非合理だったり、チームでも個人でも「そもそも何を意味してるんだっけ?」と問い直す余白こそが創造性につながる、という視点に救われました。また、Will/Can/Mustに押しつぶされがちな今の働き方に対して、「かもしれない」という揺れを許す姿勢が、思っていた以上に呼吸を楽にしてくれます。さらに、組織が人を“データとしての分人”で扱ってしまう危うさや、匿名のつながりに埋もれて自分が希薄になる感覚など、現場で薄々感じていた問題を言語化してくれる箇所が多いです。 自分やチームの思考が固まってきたと感じる人、あるいは「正しさ」に縛られて動けなくなるタイプの人には、特に刺さると思います。哲学と聞くと身構えますが、ここで扱われている問いは、むしろいまの働き方のリアルに直結していて、読んだあとに少しだけ視界が広がる本でした。
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出版社による紹介
「課題解決」「アイデア発想」「イノベーション」「人材・組織開発」「ビジョン構築」……問いから始まる対話で思考を拡張せよ! 日本初の「哲学コンサルティング会社」を設立し、ビジネスの最前線で哲学を実践・活用してきた著者が教える、ビジネス×哲学の知見から生み出した、答えが一つではない問題に最適解を導く思考法 今日、ビジネスと哲学の関係は大きく変わっています。ESGやSDGsをはじめ、企業は環境への配慮やジェンダー平等など、社会課題への取り組みが求められるとともに、社会における自社の存在意義(パーパス)の提示が競争力/共創力になるようになっています。 かつて、ソクラテスやプラトンたちが「よく生きるとは?」「美とは何か?」といった価値をめぐる問いを探究したように、いまや企業もビジネスパーソンも、物事の本質や価値の追求と無縁ではなくなりつつあるのです。 それは、よりよい世界をつくるための社会的価値の創出に資するとともに、企業が事業 を展開していくうえでも新たな価値規範を提示し、競争/共創戦略を優位に進めていくコンピタンス(能力)になります。 人間の本性や世界の根源的原理、真善美といった普遍的価値を探求してきた哲学は、抽 象的な問いに向き合い、深く思考していくにあたって絶大な力を発揮します。 哲学的理性は合理的に突き詰めるだけではなく、もはや「なぜ」「なんのために」を問えない究極的なものに到達するダイナミックな思考です。
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