
免疫「超」入門 「がん」「老化」「脳」のカギも握る、すごいシステム (ブルーバックス)
吉村昭彦
講談社 / 2023-11-16
この本について
体調を崩すたびに「結局、免疫って何がどう働いてるのか…」とモヤっとすることがよくあります。ニュースで専門用語が飛び交っても、自分の中でつながらず、どこか借り物の理解のまま過ごしてしまう感じというか。僕自身もコロナ禍で同じ気持ちになり、この本を手に取りました。 読んでみて一番助かったのは、「体の中で本当に何が起きているのか」を、机上の知識じゃなく“動き”として捉えられるようになったことです。例えば、感染初期にはまだ抗体がなく、まずNK細胞が感染細胞を一気に処理し、その残骸をマクロファージや好中球が片づけるという流れ。炎症で喉が腫れる理由も、細胞が集まり血管が広がるという、とても物理的な現象だとわかると、妙に納得してしまいます。また、抗体がIgMからIgGへ切り替わるクラススイッチの仕組みや、時に暴走してサイトカインストームになる危うさまで、複雑なのにスッと頭に入る説明でした。 個人的には、「免疫は守ってくれるだけじゃなく、ときに老化や病気を引き起こす側にもまわる」という視点が一番の収穫でした。体調の変化を“気合いの問題”ではなく、細胞同士のコミュニケーションの変質として見られるようになり、自分の体との距離が少し近くなった気がします。 未知の感染症のニュースを見るたびに不安になる人や、体調管理をもっと現実的に理解したい人には、特にしっくりくると思います。抽象論ではなく、具体的な体の挙動として免疫を見せてくれる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




