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新型コロナ 7つの謎 最新免疫学からわかった病原体の正体 (ブルーバックス)

新型コロナ 7つの謎 最新免疫学からわかった病原体の正体 (ブルーバックス)

宮坂昌之

講談社 / 2020-11-19

累計読者数5
平均ハイライト数 35.6件/人
推定読了時間 約4時間7分
star総合評価 75/100
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この本について

コロナの流行が落ち着いてきた今でも、「なんであのとき人によって症状が全然違ったんだろう」とか、「結局“免疫”って何を指してたのかよく分からないまま終わったな…」みたいな引っかかりが残っている人、多いと思います。僕もずっとそのタイプで、ニュースで聞く言葉だけが先に走り、免疫の仕組み自体はぼんやりしたままでした。 この本は、そういうモヤモヤをかなり丁寧にほどいてくれます。たとえば、皮膚や粘液の“物理的バリアー”と、殺菌物質を出す“化学的バリアー”、そして白血球が総動員される“細胞性バリアー”がセットで自然免疫なんだと分かると、感染の「入口」で何が起きていたのかが急に立体的になります。さらに、子どもが軽症で済みやすい理由をワクチンによる自然免疫の“訓練”から説明してくれる部分や、感染が広がるほど抵抗力の強い人だけが残るため、数字が単純には動かなくなるという話も、当時の統計の揺れを思い返すと妙に腑に落ちました。 読み終えると、“集団免疫”や“抗体陽性率”といった言葉が、一枚岩じゃないんだという当たり前の事実にようやく気づけます。自然免疫と獲得免疫がどう噛み合って結果が分かれるのかを理解できるので、あの頃のニュースを別の角度から見直せる感覚があります。専門書ほど硬くなく、でも表面的な解説でもないので、置き去りにしていた疑問をそっと回収したい人に向いています。 特に「免疫って結局どういう仕組みだったのか、もう一度きちんと整理したい」という人には刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

免疫学の第一人者が、最新の科学データで正体不明のウイルスの謎に迫る。 これぞ新型コロナ解説書の決定版! 山中伸弥氏推薦(京都大学iPS細胞研究所 所長) 「新型コロナウイルスを正しく知ることが、私たちにとって今最も重要なことです。最新の科学データを元に書かれた本書は、大いにその手助けをしてくれるでしょう」 新型コロナウイルスが中国で発生したのは、2019年12月。それからわずか半年の間に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は瞬く間に世界に伝播し、10月末には全世界の感染者数は4400万人を突破し、死者は120万に迫ろうとしている。このウイルスは過去にパンデミックを引き起こしたインフルエンザウイルスとは明らかに違う性質を持っており、得体の知れない様々な謎を秘めている。「あり触れた風邪ウイルスがなぜパンデミックを起こしたのか?」「幼児は、感染しても軽症が多いのに対して、高齢者が感染すると重症化しやすい。なぜかくも症状に差が出るのか?」「なぜ獲得免疫のない日本人の多くが感染を免れたのか?」「有効なワクチンは本当に開発できるのか?」など誰も知りたい新型ウイルスの7つの謎に、最新の科学的知見に精通した免疫学の第一人者が果敢に挑む。本格的流行期を前に必ず読んでおきたい「読むワクチン」。 日本を騒がす風説を一刀両断! ●「実は日本人の大半はコロナに感染。集団免疫はすで確立している」は本当か? ●「コロナはただの風邪。恐るるに足らず」は、危険で間違っている! ●徹底的なPCR検査でも、コロナウイルスの封じ込めができない理由とは ●インフルエンザにすぐ感染する子どもたちが、コロナに罹りにくいのはなぜ? ●BCG接種にコロナウイルス感染を防ぐ力があるは本当か? ●トランプ大統領を救った?人工的中和抗体は「ゲームチェンジャー」になるのか ●抗体には、症状を悪化させる悪玉抗体、何の役にもたたない役なし抗体もある
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