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なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた

なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた

養老孟司、鵜飼哲夫

中央公論新社 / 20231120

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star総合評価 78/100
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この本について

最近、情報に振り回されている感じが抜けない、という相談をよく聞きます。調べれば答えが出るはずなのに、現実のほうが逆にわからなくなっていく。自分の見方が固まってしまっている気もするけれど、どう広げればいいのかもわからない。僕自身も同じことでよく迷います。 そんなときに思い出すのが『なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた』で語られる、養老孟司さんの“視点のほぐし方”でした。たとえば「教科書どおりじゃない死体は間違っている」と言う学生の話。あれを読むと、僕らが知らないうちに“正しさの型”を内側に作り込んでしまっていることにハッとします。情報の変化ではなく、自分のほうこそ常に揺れ動いているという指摘も、今の時代には妙に刺さるところがあるはずです。 また、円錐を丸と見るか三角と見るか、という例もそうで、一方向からだけ見ると世界はすぐに単純化されてしまう。でも実際はロングテールのどうでもいい日常がほとんどで、そこで人は考え方を育てていく。本書の語り口は決して「こう生きろ」と言いませんが、フィルターを交換する感覚を取り戻したいときの良い足場になります。 自分の見方が“固まってきたかも”と感じている人に、とくに静かに効いてくる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

人生は、なるようになる――これがひとまずの結論です。幼少期の最初の記憶から、虫と猫とバカの壁と出会った八六年を語りつくす。読売新聞の好評連載「時代の証言者」(聞き手・鵜飼哲夫)を大幅加筆、「五〇の質問」を増補。養老先生はじめての自伝。目次Ⅰ 幼年時代と戦争Ⅱ 昆虫少年、医学部へⅢ 解剖学者の奮闘Ⅳ 『バカの壁』と〈まる〉との出会い養老先生への五〇の質問――朝起きて最初に何をやりますか/最後の晩餐で食べたいものは/自分をバカだなと思うことはありますか/いろいろな発言をされると誤解されることが多くて困りませんか/大人になるってどういうことですか/死についてどう思いますか……など
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