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一線の湖

一線の湖

砥上裕將

累計読者数3
平均ハイライト数 8.7件/人
star総合評価 49/100
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この本について

なんとなく、自分の「良さ」も「進む道」もよく分からないまま毎日が流れていくことってありますよね。周りが決めていく中で、自分だけ足踏みしているような感覚とか。あるいは、子どもや後輩に何かを教える立場に立つほど、「本当にこれでいいのか」と迷いが増える。僕自身もその感覚を抱えたまま、生き方も仕事の仕方も手探りで続けています。 『一線の湖』は、その迷いを一気に解決してくれる本ではありません。でも、視界の端に灯りを置いてくれるような感覚があります。例えば、誰かの欠点に見える部分の中にこそ可能性が隠れている、という視点。自分にも他人にも厳しくなりがちな時ほど、この考え方は深く刺さります。また、技術だけ磨いても意味がない、器に何を注ぐかが大事だという言葉は、仕事に行き詰まったときほど現実味を帯びてきます。努力の方向に迷った時、「いま注いでいるものは何か」と立ち止まれるんですよね。 さらに、この物語は「やってもいないことを考えても当てにならない」という、ごく当たり前なのに忘れがちな事実を静かに突きつけてきます。将来の不安を頭の中だけでこねくり回すより、目の前の筆を動かすことの方が自分を前に運ぶ。主人公の姿を追いながら、その感覚を自然と取り戻させてくれます。 自分の道を決めきれずにいる人、あるいは誰かに何かを伝える役割を持つ人ほど、この物語はそっと寄り添ってくれると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

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