
アイデンティティのつくり方
森山博暢 and 各務太郎
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2024-05-02
この本について
最近、理由のはっきりしない不安にじわじわ体力を持っていかれることが増えました。誰かの成功談を見て焦ったり、「自分はこのままでいいのかな」と思ったり。でも、よくよく振り返ると、その不安の正体が何なのか自分でも説明できていないことが多いんですよね。 『アイデンティティのつくり方』は、まさにその“なんとなくの不安”を扱う本でした。抜粋を読んで共通して感じたのは、読者は「事実と意見がごちゃ混ぜになっている状態」や「他人の物差しで判断してしまう癖」にモヤモヤしているということ。著者はそこを丁寧にほぐしながら、まずは不安を分解して“自分の眼鏡”をかけ直すところから始めよう、と言います。例えば、周囲のキラキラした成果に動揺したときも、「それはただの切り取りにすぎない」と一歩引いて見られるようになるし、自分の感覚を数値化して意思決定しやすくする方法も、妙に現実的で助かります。 そして個人的に刺さったのは、「自分の物差しは変わっていい」という部分でした。昔の自分が何に熱中していたのかを思い出す作業も、難しい自己分析ではなく、あくまで“心が動く原点”に戻るだけ。肩書のために生きるのではなく、これからの自分をどうデザインしたいかに目を向けていいんだと、少し呼吸がしやすくなります。 他人の基準に振り回されやすい人や、最近判断がしづらくなっていると感じている人には、かなりしっくりくる内容だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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