
そのとき、日本は何人養える? 食料安全保障から考える社会のしくみ
篠原 信
家の光協会 / 202208
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この本について
仕事をしていて「日本はどこまで自力で食べていけるんだろう」とか、ニュースを見ながら「エネルギーって結局どういう仕組みで動いてるんだ?」みたいな漠然とした不安が、僕もずっと消えませんでした。考えようとしても、専門用語や大きな数字に気圧されて、結局フワッとした理解のまま終わることが多くて。 この本が面白いのは、そういうモヤモヤを“仕組みのつながり”で説明してくれるところです。たとえば、日本の農業が強く見える理由が「農業そのものの強さ」ではなく「非農業が元気だったから」という視点をもらうだけで、ニュースの読み方が変わります。エネルギーでも同じで、石油とドルの関係、水素や再エネの限界など、単に賛成・反対では語れない構造が見えてくる。台湾やオランダが“結節点”になった話も、自分の働き方を考えるうえで驚くほど応用がききます。 読み終わったあと、世界のニュースを見たときの「なぜそうなるのか」を自分なりに説明できる感覚が少しだけ増えました。誰かを説得するためじゃなく、自分の足元を落ち着かせるための知識に近いです。 仕組みの背景を自分の言葉で理解したい人に、ひっそり刺さる一冊だと思います。
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