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石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門

石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門

岩瀬 昇

文藝春秋 / 2014-09-20

累計読者数3
平均ハイライト数 7.3件/人
推定読了時間 約2時間40分
star総合評価 51/100
boltライト読書型
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この本について

エネルギーの話って、なんとなく「難しそうだし、自分には判断できない」と思って放置しがちですよね。電気代が上がる理由も、再エネが広がらない理由も、ニュースでは耳にするけど腑に落ちないまま終わる。僕もずっとその状態でした。 この本がよかったのは、専門用語の奥にある“現場の事情”を教えてくれるところです。たとえば、再エネが不安定ならバックアップ電源が必要になり、そのコストが電気料金にのってくる現実。LNGの価格が「原油リンク」になるのは、単なる業界慣習ではなく、日本の電力会社の構造的な役割から見れば自然な判断だったこと。そして、アメリカでは地下資源が土地の持ち主のものなのに、日本では国家の資産という根本的な違いが、市場の仕組みごと変えてしまうという事実。こういう“仕組みの裏側”を知ると、エネルギーのニュースに対してモヤモヤせず、自分なりの軸で理解できるようになります。 感情を煽る本ではなく、現実を淡々と見せてくれるタイプなので、無駄な興奮はありません。ただし、刺さる人には深く刺さる本です。エネルギー政策や電気料金の話を「自分ごととして理解したい」と思っている人には、かなり向いています。僕のようにニュースを追うたびに迷子になっていた人には、ひとつ地図が手に入る感覚があると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

HONZ代表・成毛眞氏から「エネルギー界の池上彰さん誕生!」と太鼓判を押された著者は、商社マンとしてエネルギー関連事業に40年以上携わり、訪れた国は60カ国を超えるという経歴の持ち主です。これまで誰も言わなかった石油埋蔵量のカラクリ、中国の資源戦略、日本のLNG価格が高い理由など、日々のニュースをより深く理解するための基礎知識が身につきます。駐在国でのエピソードも読みどころ。エネルギーがわかれば世界が見える。安全保障、世界経済、ナショナリズム、環境、新技術——この世のあらゆる問題に絡むエネルギーの基礎知識をこの一冊で!
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