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読めない人が「読む」世界 読むことの多様性

読めない人が「読む」世界 読むことの多様性

マシュー・ルベリー and 片桐晶

原書房 / 2024-03-12

累計読者数4
平均ハイライト数 9.8件/人
star総合評価 52/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 45%

この本について

「本を読んでいるはずなのに、内容が頭に残っていない」「そもそも“ちゃんと読む”って何なんだろう」みたいなモヤモヤ、僕自身ずっと抱えていました。読める日と読めない日があったり、人より読むのが遅い自分に落ち込んだり。けれど、この本を読んでみて、そもそも“読む”という行為そのものを一つの型で考えていたことに気づきました。 この本のいいところは、まず「読む方法はひとつじゃない」と淡々と示してくれるところです。ナボコフのように文字に色や触感を感じる人がいたり、デコーディングに脳の資源を取られて内容が入ってこない人がいることを、具体的な事例で教えてくれる。そのおかげで、自分の読み方が劣っているとか変だとかいう感覚が、すっと薄れていきます。また、読字が後天的なスキルだと示してくれるので、「読めない日がある自分」を責めすぎずに済むようになるのも大きいところでした。 そして一番刺さったのは、読めない状態すら“読んでいないわけではない”と扱っている点です。エッジケースに光を当てることで、読むという行為の奥行きが広がり、自分の読み方をもう少し肯定してみようという気分になります。 自分の読書にずっと違和感があった人、あるいは「標準的な読み方」に縛られてきた人には特に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「正常」な読み方なんてない。難読症(ディスレクシア)、過読症、失読症、共感覚、幻覚、認知症といったニューロダイバージェントな人々の読み方を歴史的にたどり、改めてとらえなおす「文字を読む」ということ。
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