
脳・心・人工知能〈増補版〉 数理で脳を解き明かす (ブルーバックス)
甘利俊一
講談社 / 2025-05-22
累計読者数3
平均ハイライト数 20件/人
推定読了時間 約4時間6分
star総合評価 56/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 33%
この本について
仕事でも私生活でも、判断に迷ったとき「なんで自分はこう考えるんだろう」と立ち止まることが増えました。理屈で説明できそうでできない、その境目にずっとモヤモヤが残る。AIを扱う場面が増えたことで、なおさら「人間の脳ってどうなってるんだろう」と気になってくるんですよね。 この本は、いわゆる神秘的な脳科学ではなく、数理モデルを使って脳の働きを淡々と説明してくれるところがありがたかったです。たとえば、海馬のグリッド構造のように「脳は環境をどう写し取っているのか」が立体的に見えてくると、記憶や判断のクセもただの曖昧さではなくて、構造として捉えられるようになります。さらに、意識を「自分の行動を自分で確認する仕組み」と捉える視点は、普段の迷いや後付けの言い訳まで含めて、まあ人間ってこういうふうに動いているよな、と少し肩の力が抜けました。 AIの話も出てきますが、人間の脳を神格化するわけでも、逆にAIを過大評価するわけでもなく、両者を地続きに扱っているのが読みやすいところです。いまの自分の考え方や判断のあり方を、少し距離を置いて見直したい人に向いていると思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
【AI研究の基礎を築いた世界的権威による、あの名著の増補版が登場!】 「いまの生成AI、深層学習の興隆の源流は日本にあった。さまざまな重要な発見を世界に先駆けて成し遂げた伝説的な研究者・甘利俊一氏の著書。宇宙から始まる大局観のなかで脳の仕組み、学習とは何か、そして現在のAIを紐解き、未来に思いを馳せる」松尾豊(東京大学教授・人工知能研究者) 「このような知識の宝庫のような一般書を手軽に読めるのは、まさに時代の幸運と言えよう」ーー合原一幸(東京大学特別教授・名誉教授)本書「解説」より 2024年、ノーベル物理学賞が人工知能分野に与えられた。 生成AIの登場に象徴されるように、いま人工知能は飛躍的な進歩を遂げている。 本書は、現在の「人工知能の源流」を築いた著者が、脳とAI研究の歴史を辿り、その仕組みを解説。 数理で脳を研究するとはどういうことか。 脳とは何か。心とは何か。人工知能は心を持つのか。 宇宙の始まりから脳の誕生、人類の未来までを展望しながら、「人工知能と人間」の本質に迫る。 〔本書の内容〕 第1章 脳を宇宙誌からみよう 第2章 脳とはなんだろう 第3章 「理論」で脳はどう考えられてきたのか 第4章 数理で脳を紐解く(1)~神経興奮の力学と情報処理の仕組み 第5章 数理で脳を紐解く(2)~「神経学習」の理論とは 第6章 人工知能の歴史とこれから 第7章 心に迫ろう 第8章 現代AIの基本技術 ~深層回路網と生成AI 第9章 深層回路網と生成AI ~AIは心を持つか 第10章 AI時代の文明と社会 解説 〈数理脳科学が切り拓いた人工知能への道〉合原一幸(東京大学特別教授/名誉教授) *2016年に刊行された『脳・心・人工知能』の内容に、新たな3章を加筆。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要





