
「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える (ちくま新書)
毛内拡
筑摩書房 / 20240410
累計読者数5
平均ハイライト数 84.4件/人
star総合評価 78/100
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この本について
仕事でも人生でも、頭でわかっているのに最後の一歩が踏み出せない時ってあります。考えすぎて動けなくなったり、逆に勢いだけで決めて後からモヤっとしたり。自分でも自分の脳のクセがつかめず、判断のブレに疲れることがあるんですよね。 この本は「頭がいいとは何か」を脳の仕組みから丁寧にほぐしてくれるのですが、難しい話をしたいわけではなくて、日々の小さな迷いの理由をそっと照らしてくれる感じです。たとえば、最後にエイヤと決めるのは情動の役目だと知ると、理性だけで正解にたどり着けない自分を責めなくてよくなるし、記憶が思い出すたびに書き換わるという話を聞くと、「あの時の判断」を必要以上に神聖視しなくて済みます。さらに、脳は常に省エネしたがるという前提を知っておくと、新しいことに挑むときのあの重さにも説明がつき、ちょっとだけ自分に優しくなれます。 読みながら、自分の判断や感情の揺れが「弱さ」ではなく仕組みだと受け止められるようになりました。特別な訓練をしなくても、ただ脳の成り立ちを知るだけで、行動のハードルが下がる瞬間がいくつか訪れます。 自分の「考え方の癖」を放置したまま頑張ってきた人に、静かに刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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出版社による紹介
カギは「脳の持久力」にあった! 思い通りに体を動かす、アートを作り出す、感じる、人の気持ちがわかるなど、AI時代に求められる「真の頭の良さ」を考える。
藤井聡太と大谷翔平には、ある重要な共通点があった
それは、「脳の持久力」!
能力を発揮し続けられる人と続けられない人の違いを脳科学が解明する
===
「頭がいい」とは、IQや記憶力だけでなく、感覚や運動能力、アートと創造性、他者の気持ちがわかる能力なども含まれる。どんな仕組みで良くなるのかを脳科学の観点から解説する。このような能力を発揮し続けるための力を「脳の持久力」と名付け、そこに深く関係する脳細胞、アストロサイトの働きを紹介し、人間の脳とAIの比較、今求められる知性について著者の考えをまとめる。
【目次より】
・IQは本当に頭の良さの指標なのか
・脳はできるだけ「省エネ」であろうとしている
・若い時の知力と、歳を取ってからの知力
・忘却は、記憶と同じく重要なもの
・「身体を動かす」脳のしくみ
・アートの原動力はかわいいと思うこと?
・わかり合うには、どうしたらいいのか
・アストロサイトは、頭の良さに関係する
・AIと脳は、どう違うのか
目次
第1章 「頭がいい」ってどういうこと?
第2章 注意しなければ知覚できない
第3章 脳の働きがいいとは、どういうことか
第4章 記憶という不思議な仕組み
第5章 思い通りに体を動かす
第6章 感受性と創造性
第7章 人の気持ちがわかる
第8章 脳の持久力を担うアストロサイト
最終章 AI時代に求められる真の”頭の良さ”
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