
脳のブレーキとアクセルの取扱説明書: 脳科学と行動経済学が導く「上品」な成功戦略
中野信子、真壁昭夫
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この本について
最近、「自分の判断って本当に正しいのか」「なんであの人の行動が気になってしまうのか」といった小さなモヤモヤが積み重なることが多くて、頭の中が落ち着かないことがあります。気合いで解決しようとしても、結局いつものパターンに戻ってしまうのは、意思の弱さというより脳の仕組みそのものに理由があるのかもしれません。 この本を読んで腑に落ちたのは、「脳はとにかく楽をしたがる」という当たり前に見える事実が、日常の選択や人間関係に驚くほど影響しているという点でした。左右対称の顔を美しく感じるのも、面倒な相手を外見のちぐはぐさで察してしまうのも、脳の負荷を減らそうとする働きの延長にある。さらに、そこから一歩踏み込んで、自分の成功パターンを疑える“二次レイヤー”の話が出てきます。これが意外と刺さってしまって、変えたいと思っているのに変わらない自分の正体が少し見えた気がしました。 脳のクセを知ったところで劇的に変わるわけではないけれど、「そういう仕組みなら、次はこうしてみよう」と行動を調整しやすくなる。それがこの本のちょうどいいところです。人との距離感がつかみにくい人や、同じ失敗を繰り返してしまう人には特にしっくりくると思います。
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出版社による紹介
2019年に厚生労働省が行った調査によると,私たちの2人に1人が日頃からストレスを抱えているといいます。生活環境の変化や人間関係のトラブル,親しい人の死など,日常のさまざまな出来事がストレスを感じる原因となります。 抱えているストレスがそれほど大きくない場合は,身体を休めることで心身を回復させることができます。一方,ストレスが複数重なり,その状態がつづいてしまうと,糖尿病や心筋梗塞,うつ病などの病気が引きおこされるリスクが高まり,時に生命を脅かすこともあるのです。 本書では,ストレスがどのようにして生じ,心身に影響をおよぼすのかを,脳科学の見地からくわしく解説しています。 第1章では,ストレスをもたらす認知のゆがみや,ストレス耐性など,さまざまな側面からストレスをみていきます。つづく第2章では,ストレスを感知する脳のしくみや,自律神経と内分泌を介するストレスへの反応経路を取り上げます。そして第3章では,ストレスが心身に引きおこす病気とその治療法について,くわしく紹介します。 ストレスの原因は多岐にわたり,それを完全に取り除くのはむずかしいため,私たちはストレスと上手につきあっていく必要があります。ストレスへの対策や,ストレスとうまくつきあっていく方法を,「ストレス・マネジメント」といいます。第4章では,日常生活で行えるストレス・マネジメントの数々を紹介します。睡眠や運動,入浴といった基本的な生活習慣の秘けつから,ストレスに対して具体的な行動をおこす「コーピング」まで,すぐに実践できるストレス対策が満載です。 本書は写真やイラストを多用し,ストレスを体系的にやさしく解説するつくりとしました。ストレスに関する興味深いコラムも,各章に収録しています。ストレスに悩むすべての方,必読の一冊です。ぜひご覧ください。
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