
「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル
渡邉 雅子
岩波書店 / 2023-09
累計読者数62
平均ハイライト数 27.3件/人
star総合評価 64/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 14%
この本について
人と話していて、「自分の考え方ってどこから来てるんだろう」とふと立ち止まることがあります。仕事で文章を書く時も、相手がどんな“型”で考えているか分からず、説明が噛み合わないまま終わることも多い。自分の論理が弱いというより、そもそも前提となる“論理の文化”が違うだけなんじゃないか、というモヤモヤです。 この本は、その感覚を言語化してくれます。私たちは自由に書いて話しているつもりでも、実は文化がつくった既製の型を使っていること。学校教育がその文化の主流を無意識のうちに植えつけていること。そして国によって「納得しやすい作文の型」や「推論の筋道」が全然違うこと。こうした背景を知るだけで、相手の思考が読みやすくなるし、自分がどんな型に乗っているのかにも気づきます。 読みながら、自分の仕事のなかの小さなつまずきの理由が少し整理されました。論述で迷子になる時、実は「考え方のレイヤーがずれていた」という場面が多かったことにも気づけます。文化的な論理の型を四つの原理で捉えるという構成も、抽象的すぎず、現場で扱えるレベルに落ちています。 自分や相手の「考え方の背景」を静かに見直したい人に刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
「論理」と「合理性」は文化が作る。日・米・仏・イランの思考表現スタイルからその原理を読み解く。
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