
RDRA2.0 ハンドブック: 軽く柔軟で精度の高い要件定義のモデリング手法
神崎善司
累計読者数6
平均ハイライト数 17.3件/人
star総合評価 48/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 12%
この本について
要件定義の場で、議論が空中戦になったり、関係者ごとに前提が食い違っていたりして、「何を決めたかったんだっけ…」とモヤッと帰る日、僕も何度もありました。資料はあるのに全体像がつかめず、変更が出るたびに振り出しに戻る感じ。あれが一番つらいですよね。 この本がすごいのは、「正しい手順で要件を固める」みたいな話ではなく、抜粋にもある通り、要件定義を“コミュニケーションの場”として扱う前提に立っているところです。ダイアグラムを仕上げることより、アイコンを指差しながらその場で認識を合わせるための土台を作ることに徹している。だから、行きつ戻りつの議論も前提として扱えるし、変更が出ても全体のつながりの中で整理できるようになります。 個人的に効いたのは、まず仮でもいいからモデルを組み立てておき、そこを足場にヒアリングするという考え方でした。関係者の説明をゼロから聞くより、つながりを示す図があるだけで、用語の意味や“どこで何が起きているか”の確認が早くなるんですよね。状態の変化や業務フローとユースケースの関係が見えると、抜け漏れの検証もしやすくなります。 要件定義の手戻りに疲れた人や、「結局このシステムは何を実現したいのか」が見えづらいまま進めてしまいがちな人に刺さる本だと思います。ドキュメントを増やすのではなく、全員の目線をそろえる“場”をどう作るかに関心がある人ほど、読んだ翌日から使える内容でした。
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