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だまし絵を描かないための--要件定義のセオリー

だまし絵を描かないための--要件定義のセオリー

赤俊哉

累計読者数6
平均ハイライト数 18.7件/人
star総合評価 46/100
start序盤集中型
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この本について

要件定義って、やればやるほど「どこまで詰めればいいんだっけ…」と迷いませんか。ユーザーは要件を出してくれないし、業務側とシステム側の言葉はズレるし、手戻りが怖いから細かく書き込みたくなる。でも細かくしすぎると、今度は変更に耐えられない。自分もずっとこのジレンマでぐるぐるしていました。 この本が助かったのは、要件定義を「何を作るかを決める作業」ではなく、「関係者が同じ景色を見るための翻訳作業」として描いてくれているところです。要求と要件をきちんと分類する理由や、ビジネス→業務→システムの順で考える意味が、単なるセオリーではなく「手戻りを減らす現実的な方法」として腹落ちしました。特に、ToBeモデルとデータモデルを業務レベルまで落とし込むと後工程の工数が軽くなる、という指摘は、自分の現場経験と強くリンクしました。 また、実装対象外の要求や未決事項まで共有しておく重要性が丁寧に書かれていて、「合意できていない部分を合意できていないままにする」勇気を持てたのも大きかったです。完璧な要件定義ではなく、変更に耐えられる設計に橋渡しできているか。この視点はかなり実務的でした。 要件定義の“型”に悩んでいる人というより、「現場の混乱に毎回巻き込まれている人」に刺さる本だと思います。自分と同じように迷っている人ほど、地に足のつく読み方ができるはずです。

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