
「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実 (角川書店単行本)
チャールズ・スペンス and 長谷川 圭
KADOKAWA / 2018-02-28
累計読者数27
平均ハイライト数 40.1件/人
推定読了時間 約5時間54分
star総合評価 70/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 21%
この本について
食べ物そのものよりも、「どんな状況で食べたか」に気持ちが持っていかれること、ありませんか。味そのものを知りたいのに、空腹具合や店の雰囲気で評価がブレる自分に、ちょっとモヤッとするやつです。僕もずっとそれをコントロールできないまま生きてきました。 この本が面白いのは、「味ってそもそもそういうものだよ」と、科学的に教えてくれるところです。舌の“味覚地図”がそもそも間違いだった話や、ワインの値段を知った瞬間に脳の報酬系が反応してしまう仕組み。さらには、料理の味が皿の色や音の有無で変わってしまうという、日常で実感しづらいはずの現象が意外なほど腑に落ちます。自分の感覚が揺れる理由がわかるだけで、食事との距離感がかなりラクになります。 そして日本の食文化が、偶然にも“マルチセンソリー”な食べ方に最適化されていたという話もじんわり効きました。お椀を手に持つ、赤い内側、箸で食べる。ふだん無意識にやっている行動が、満足度を上げてくれていたと知ると、今日のごはんの味が少し違って感じられます。 食事をもっと純粋に楽しみたい人、あるいは「自分の味覚って信用できないかも」と感じている人に特に刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
食べることのよろこびは、口の中ではなく、ほとんど頭の中で生まれている。とくに重要なのは「皿の外」にある要素だった!
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