
むかしむかし あるところにウェルビーイングがありました 日本文化から読み解く幸せのカタチ
石川 善樹 and 吉田 尚記
累計読者数17
平均ハイライト数 32.5件/人
star総合評価 75/100
menu_book精読型
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この本について
「なんだか毎日、やることはあるのに満たされない」「前に進まなきゃと思うほど息苦しくなる」みたいな感覚、けっこう共有されている気がします。僕もよくそこで足が止まります。でもこの本を読むと、そもそも“前に進むことだけが大事”という前提そのものが、日本人の感覚とは少しズレていたのかもしれない、と気づかされました。 印象的だったのは、日本では“上”ではなく“奥”に価値を置くという視点です。目に見える成果よりも、今日という一日を味わったり、因縁的に転がり込んだ出会いを受け取ったり、ゼロに戻ることを良しとする文化。その感覚に触れると、「もっと頑張らなきゃ」という自分の癖が静かにほぐれていきます。また、“いる”だけの存在に価値がある、という昔話の構造も、成果主義に疲れた心にやさしく響きました。 そしてもう一つは、他者を上から評価するのではなく、対等に認めたり、学んだりする姿勢。これって人間関係を軽くするだけじゃなく、SNSでの居場所の作り方にもつながっていて、読んだ翌日から実感しやすい変化がありました。 「成果より、日々の ‘いい感じ’ を丁寧に拾いたい」という人には、特にしっくりくる一冊です。
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