
人生の目的論: 会社依存から脱却する新しい就活論
宇都宮隆二(Utsuさん)
この本について
就活まわりの相談を受けていると、「志望動機って結局どう作ればいいんですか」「そもそも自分が何をしたいのか分からないまま進んでしまう」という声をよく聞きます。正直、それは社会人になってからも続くモヤモヤで、僕自身もずっと引きずっていました。会社基準で物事を決めようとすると、どこかで自分の軸が行方不明になるんですよね。 この本が効いてくるのは、まさにその「軸が見えない状態」をどう扱うかの部分でした。企業に合わせて自分を盛るのではなく、自分の“渇望”や行動の源泉を丁寧に掘り起こすプロセスが、とても具体的に描かれています。例えば、50枚の紙に事象を書き出して共通点を絞り込んでいく作業や、志望企業の先のお客さんに視点をずらして「何をもたらせるか」を考えるやり方など、口先ではなく実際に手を動かせる内容が多いです。さらに、「会社は手段ではなく活躍の場」という位置づけに切り替わると、志望動機のつくり方そのものが変わっていきます。 特に刺さるのは、「人生の目的は一気に見つからないけれど、近づくことはできる」という視点でした。目的や価値観を自分でつかみにいく過程そのものが就活より長いスパンで効いてくるので、内定のためだけではない“使える思考”として残る感じがあります。 自分の軸が揺れやすい人、人気企業ランキングに引っ張られがちな人、そして「このまま進んでいいのか」とふと立ち止まってしまう人には、現実的なヒントになると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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