
転職に向いてない人がそれでも転職に成功する思考法
川野 智己
東洋経済新報社 / 2025-10-15
この本について
転職のことを考えると、どうしても気持ちが落ち着かない時ってありますよね。何から手をつければいいのか分からないまま求人だけ眺めてしまったり、気づけば「本当にやりたいこと」よりも年収や企業名に意識が引っ張られたり。家族にいつ相談すべきか迷って、余計に動きづらくなることもあると思います。僕自身も、辞める決意をした瞬間より、そのあと具体的にどう動くかを考える時の方がしんどかったです。 この本は、そういう“転職以前の迷い”に、かなり実務的なところから手を差し伸べてくれます。たとえば、賞与支給日の考え方や添え状の書き方みたいな細かい手続きがちゃんと書かれているので、「どこから崩せばいいのか分からない」という不安が減ります。また、自己評価のズレや軸の曖昧さが転職の失敗につながる構造が丁寧に説明されていて、情報に流されがちな人ほど立ち止まるきっかけになります。さらに印象的だったのは、自分軸を見つけるプロセスを“感情論”ではなく、Want・Can・Mustの整理や職業データの活用といった実務的な方法で示しているところで、自信が揺れやすい時ほどありがたい視点でした。 実際、転職活動を始めてみないと分からないことって多いですが、そのときに判断基準が曖昧なままだと、また迷いが増えてしまいます。この本は「どう選ぶか」を自分で編み出す作業を一歩ずつ促してくれるので、転職に向いていないという思い込みを少しずつほどいてくれます。 自分の軸に自信がないまま転職活動に踏み出そうとしている人には、特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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