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納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々 (コルク)

納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々 (コルク)

品田遊

コルク / 2024-09-20

累計読者数10
平均ハイライト数 8.5件/人
推定読了時間 約3時間31分
star総合評価 59/100
trending_up後半加速型
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この本について

最近、なんとなく「やりたい」と思ってから実際に動くまでが妙に長かったり、SNSの同じ話題ループに疲れたりしませんか。頭ではわかっているのに、気持ちが噛み合わないまま一日が終わる感じ。僕もよくあります。 品田遊さんの『納税、のち、ヘラクレスメス』は、そういうモヤモヤを力づくで解決してくれる本ではありません。ただ、自分でも説明のつかない感情や、行動と気持ちのズレを「そういうことあるよね」と拾い上げつつ、少し角度を変えて見せてくれるところがすごく助かるんです。たとえば、やたら反省ばかりしてしまうときに「それは自分だけの倫理観に祈っているだけかもしれない」と言われると、責めるでも慰めるでもなく、ただ視点がひとつ増える。あるいは、行動できない理由を「溜めに時間を使いすぎているだけ」と示されると、できる・できないの問題じゃなく、構造の話として扱えるようになる。 この本は、世界のざらつきや自分の弱さを、無理に美化もせず切り捨てもせずに扱ってくれる稀な随筆集です。読み終えると「今日を今日にしていい権利は自分にある」という感覚が、ほんの少しだけ手の届くところに来る。そういう微妙な位置づけの変化が心地いい。 自分の感情のかたちがうまく言語化できないまま悩んでしまう人に、とても刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

こちとらこう生きるしかないんだ。 ダ・ヴィンチ・恐山こと品田遊による【2000日超】×1500字の脳内記録!! 大好評『キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々』第2弾! ダ・ヴィンチ・恐山こと作家・品田遊が、2018年から毎日欠かさず投稿を続ける日記「ウロマガ」(居酒屋のウーロン茶マガジン)。2000日超の投稿から厳選した記事を全文加筆修正、再構成して、エッセイからコラム、小説まで品田遊の鮮やかな表現をたっぷり味わえる超超贅沢な一冊!!!! 今回も、品田遊の原案を元に新鋭の漫画家・山素が描く「イデアのゆりかご」を収録。さらに、日記エッセイスト・古賀及子さんとの対談「毎日日記を書くふたり」も特別収録! ―――― たいていの日記は夜に綴られるが、日中の疲れが文章に反映されることは避けられない。それってなんだか、総括される1日に対して失礼なんじゃないか。疲れているのは日記を書いている現在時点の都合であって、その疲れた体によって記述される過去そのものにはなんの罪もないのだから。 人の日記を読んでいても、全般的にけだるげな雰囲気を帯びているような気がするが、やっぱりこれは、単純にそれを書いている現在において書き手が疲れている、というだけのことではないか。朝起きてすぐに日記を書くような習慣なら、情報は同じでも語り口はだいぶ変わるはずだ。 どんな文章でも、その「文章を書いている現在」が裏側に張り付いていると思うと妙な感じがする。「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。」という文章を書いている、その瞬間というのが歴史上のどこかに「現在」の形をしてあったはずで、書かれた文章にもなんらかの形でその温度が移っているのではないか。 (モノモノの章「夜」より) ――――
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