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キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々 (コルク)

キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々 (コルク)

品田遊

コルク

累計読者数9
平均ハイライト数 8.7件/人
推定読了時間 約3時間47分
star総合評価 48/100
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この本について

人と関わるとき、自分でもよく分からないモヤつきってありますよね。相手の所作が妙に気になったり、誰かの語り口に理由もなくイラっとしたり、「期待しない方が楽」と分かっていても、そう割り切れない自分にため息が出たり。説教でも正解でもなく、ただその曖昧さの中で生きているだけなのに、なんとなく置いていかれた気になる瞬間があると思います。 品田遊さんの『キリンに雷が落ちてどうする』は、そのモヤモヤの輪郭をそっと照らしてくれる本でした。他人への違和感を「判断するなら孤独でやれ」と静かに言い当てたり、エモいや推し活のような“説明しきれない感情”を無理に整理しなくていいと認めてくれたり、創作や議論の裏側にある不安やためらいまで丁寧に拾い上げてくれたり。読んでいると、自分が抱えていた小さなざらつきに名前がつくような感覚があります。 特に、他者と距離を取れない日々を送っている人や、自分の感じ方が「少数派かもしれない」と悩む人には、ひっそり効く本だと思います。大きな答えは出ないけれど、「それでも考えながらやっていけばいいか」と思えるようになる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ダ・ヴィンチ・恐山こと品田遊の1500字×1642日の思考の記録、書籍化!!!!!!!! エッセイから小説まで、作家・品田遊の脳内を覗く超贅沢な一冊! ダ・ヴィンチ・恐山こと作家・品田遊が、2018年から毎日欠かさず投稿を続ける日記「ウロマガ」(居酒屋のウーロン茶マガジン)。1642日分の投稿から厳選した記事を全文加筆修正、再構成して、エッセイからコラム、小説まで品田遊の鮮やかな表現をたっぷり味わえる超贅沢な一冊が出来上がりました! 1ページ目から読み進めるも良し、気になる見出しを読むも良し、たまたま開いたページを読むも良しの、読みどころがぎっしり詰まった328ページ。 ――― 記憶 日記を毎日書くようになってから月日が経つのが明らかに早くなった。 というより、過去が近くなった、と言うべきか。できごとを細かく記録することによって、去年の出来事でも日記をたよりに「ああ、あったな」と具体的に思い出せるようになった。 3年前の日記と3ヶ月前の日記に質的な違いをあまり感じない。過去の「遠さ」は内容の曖昧さに由来するのか。 私は記憶を距離的にとらえているのかもしれない。みんなもそうだろうか。現在の記憶が近くに、過去の記憶が遠くに並んでいるようなイメージだ。完璧な記憶能力の持ち主にとって、5年前と3日前にどれほどの違いがあるのだろう? 内容の鮮明さに違いがないとすれば、そこには単に時間的な前後関係の違いしかない、といえるはずだ。そういう人たちにとっての過去の日々は、本棚に並ぶ背表紙のようなものなのだろうか。いや、整列している必要もなく、ただ個別の本が一冊ずつ散らばっていてもいいのだ。 (本文 「記憶」より) ―――
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